藤井氏「区切りついた」と
小沢氏との確執報道否定
財務相を辞任した民主党の藤井裕久衆院議員は7日、新聞社の取材に応じ、辞任理由について「一つの区切りがついた」と述べ、体調不良とともに2010年度予算の政府案決定が契機だったことを明らかにした。
民主党の小沢一郎幹事長との確執が原因だったと推測する報道に関しては、「虚報、まったくの誤報だ」と全面的に否定した。 藤井氏は辞任に至る経緯について、「財政規律を守りながら、経済の実情に合わせた予算案をつくることができたが、その過程で健康を害してしまった」と説明。その上で、「10年度予算の政府案が年末にでき、一つの区切りがついたという印象を持ち、辞任を決めた」と語った。
辞任の理由として、小沢氏や菅直人副総理との確執、鳩山由紀夫首相への失望があったのではという憶測の報道が相次いだが、藤井氏は「いずれも、まったくあり得ない話。完全なる誤報で、虚報。まったく逆だ」と述べた。 財務相を辞任してから、たぶん“体調”も大変よくなったでしょう。
小沢一郎幹事長との確執が有ったとか、首相に失望したなど、問われても答えるはずはない。質問するのがヤボだ。
検察による小沢一郎の事情聴取の動きと時を同じくして藤井大臣は辞任した。本人が言うことが真実であることを願うが、小沢一郎の事情聴取や国会の場で、昔のことを蒸し返されたら堪ったものではないとの思いはなかったか。小沢が聴取されそうな雲行きだが、わが身に火の粉が降りかかってこないよう専念できるので、ホットしているのではないか。
それにしても、昨年は小沢一郎の秘書逮捕の前後に奇妙な、下記のような出来事が続いた。
昨年3月4日 藤井裕久議員事務所の焼失
昨年3月4日、民主党県第14区総支部やの本村賢太郎議員(民主党、火災当時は県議)の事務所が焼失したが、ここには民主党の政治資金団体「国民改革協議会」が入っていた。ここを巡っても、本村議員に事務所を譲って引退を表明している藤井裕久議員が、小沢とともに自由党から民主党に合流する直前、本来ならば自由党解散に伴って返還義務があった政党助成金から5億6096万円を移管した疑いが持たれていた。
本村議員は福岡県選出で伯父の故・本村和喜参議院議員の後継として本村家に入り、実父は元中野区議会の故・岩橋克次議員である。この本村和喜議員は、平成4年1月に東京地検特捜部に受託収賄容疑で逮捕された故・阿部文男代議士へ賄賂を贈ったとされる鉄骨加工会社「共和」から約4億円の資金提供を受けていた疑惑を残したまま平成3年8月に急死したが、福岡や熊本県内で勢力を拡大させていた道仁会の会長が名古屋刑務所へ服役中に面会に行くなど、葬儀当日に暴力団関係の金融業者から返済強要で乗り込まれたこともあった。そのとき、本村議員の秘書として対応したのが、のちに藤井の秘書に転身し後継に指名された現在の本村賢太郎議員である。
本村議員もいろいろご苦労され今日に至ったのだろう。事務所の火災では、”幸い”後援会名簿は焼失しなかったが、他の書類は、運良く(?)、いや、残念ながら焼失したが、いろいろ疑惑が残る。 そういえば、小沢一郎の大久保秘書の実家は、パチンコ屋ではなかったか。パチンコ→朝鮮半島系の人や暴力団と、勝手に連想してしまう。これは、考え過ぎかもしれない。
昨年は、関係者の不審死や自殺が続いた
3月1日 吉岡吉典氏(元共産党参院議員)死去
吉岡吉典氏が、3月1日心筋梗塞のため旅行先の韓国ソウル市内の病院で死去した。80歳。この方は、小沢事務所に検察が捜査に入る2日前に韓国ソウルで亡くなったが、国会議員として小沢一郎氏の黒い金を告発していた元共産党議員である。
裏世界の“黒い力”に殺されたのでなければいいのだが?
吉岡吉典さんは、赤旗編集局長を経て、1986年に参院比例区で初当選。3期務め、2004年に引退した。党政策委員長、参院議員団長などを歴任した。ソウルに同行した人によると、吉岡さんは、日本統治下の朝鮮半島で1919年3月1日に始まった「3.1独立運動」のシンポジウムで講演、その後の夕食会で倒れたという。死因は、“心筋梗塞”と言われた。
この吉岡さん、平成5年10月の国会で、小沢一郎のゼネコン疑惑を追及した人である。小沢一郎の秘書逮捕の直前の日に急死とは、なんとも奇妙な死に方をしたものだ。
吉岡議員、国会で小沢一郎と西松建設の
献金疑惑を追及
以下「参議院会議議事録情報 第128回国会 予算委員会第4号(平成5年10月12日、火曜日)」から抜粋
○委員長(井上吉夫君) ただいまから予算委員会を開会いたします。予算の執行状況に関する調査を議題といたします。それでは、これより質疑を行います。吉岡吉典君。
○吉岡吉典君 ゼネコン疑惑について一、二お尋ねします。ゼネコン汚職の驚くべき実態の徹底解明は今国会の最重要課題の一つであります。その一つとして、岩手県における新生党の小沢一郎議員に関する問題の究明が必要であると思います。 小沢一郎氏は全国の公共工事予算のゼネコンヘの優先配分を取り仕切ってきた国土建設研究会の会長でもありますが、岩手県では、配付した我々の入手資料で一端がわかるように、県内の建設業者のほとんどを網羅した一建会や桐松クラブなど小沢議員を支援する組織がつくられております。これがさきの選挙でもゼネコン二十四社、地元一社による裏選対までつくって、小沢の選挙をやれば仕事がとれると選挙を行いました。まさにゼネコン選挙であります。総理は政官業の癒着を断ち切ると言いますが、こういう実態をどうお考えになりますか。
○国務大臣(細川護煕君) ゼネコンの問題に関しましては、ただいま司法当局で厳正に捜査が行われていると承知をいたしております。今後ともそのような方針のもとに厳正的確に捜査が継続されるものと確信をいたしております。
○吉岡吉典君 こういう選挙の実態というのは、これは検察任せではいけないと思います。総理の政治的見解をお伺いしたかったんですが、次に移ります。ゼネコン選挙には公共事業発注という見返りがあるということが問題になっております。一連の今問題になっている事件がそのことを示しております。岩手県では小沢氏を頂点とする国及び地方の公共工事を取り仕切るための仕組みがつくられており、小沢氏の意向を無視して公共工事の受注ができないようになっていることが我が党の調査で明らかになりました。これはその仕組みの図でございますが、(図表掲示)後からゆっくり見ていただきたいと思いますけれども、この仕組みというのは、ほとんどの公共土木工事が国レベルのものは小沢氏本人、県レベルのものは小沢氏の秘書が取り仕切っていると言われております。こういう状況で、当初予算で千三百六十億円という巨額の胆沢ダム工事をめぐって疑惑が広がっております。本体のダム工事は入札が数年先だというのに、既にその受注者として大手ゼネコンの名前が取りざたされていることであります。公共工事をめぐるこうした疑惑について、調査し国会に報告することを求めます。建設大臣、総理大臣、責任持って調査し報告していただけますか。
○国務大臣(五十嵐広三君) 先日来の相次ぐ公共工事に関するさまざまな事件は、まことに残念なことであると思う次第であります。いわゆる政官業の癒着というようなものをこの機会にしっかりと改革をしていかなければならぬ、このように思っている次第であります。既に御承知のように、中央建設業審議会の中に特別委員会を設けまして、先般来、精力的に入札制度等の改善につきましても検討を進めて、年内には結論を得る考え方でいる次第であります。当面まず改革できるものとして、条件つきではありますが、一般競争入札の試行導入を決めて既に実施していることは御承知のとおりでございます。また、それだけでなくて、いわゆる指名入札に関しましても、いささかも疑惑が持たれることのないようにさまざまな事柄の公表、透明性の確保というようなことにも留意しながら懸命に努力を今いたしているような次第でございます。一日も早くこれらを明確にして、一方、今回の国会で御審議いただく一連の政治改革とあわせて、公共工事につきましてもしっかり国民の信頼をから得るように、回復できるように努力をいたす所存であります。
○国務大臣(細川護煕君) 今、建設大臣が言われましたとおりでございます。 政治と金にまつわる構造的な問題が一日も早く払拭できますように、政治に対する国民の信頼を取り戻すことができるように、最善を尽くしてまいりたいと思っております。
○吉岡吉典君 私が求めたのは、一般的なゼネコン問題じゃなくて、具体的に疑惑が広がっている胆沢ダムの問題をめぐって、限定してこれについての調査と報告を求めました。建設大臣、この例について調査をやるかどうか、もう一度答弁願います。
○国務大臣(五十嵐広三君) これはもう個々の事案についてと申しますより、我が国全体の公共工事の執行をめぐる問題として、今まさに大きな国民の批判と、その中における改革の努力が続けられているところでありまして、全体的にしっかりこのようなことのないような努力をいたしてまいりたい、このように存ずる次第でございます。
○吉岡吉典君 今のでは納得できませんけれども、時間がありません。ゼネコン問題の全面的解明のために、既に委員長に提出した藤田晋全国建設業協会会長を初め九名の証人喚問を改めて要求します。委員長、よろしく取り計らっていただきたいと思います。
○委員長(井上吉夫君) 証人喚問の問題につきましては、ただいまの御要求を含めまして目下理事会で協議しているところでありますが、引き続き理事会において検討を行ってまいりたいと思います。
・・・・・・・以上、議事録から抜粋
西松建設の問題を告発したこの吉岡議員は、小沢秘書逮捕の2日前に韓国で謎の死をとげた。殺された?そんなことがあるはずが無い?偶然、時期が重なっただけか?不思議だ!真相は闇だ。
さらにその直前の2月24日にも関係者
長野県参事が首つり自殺?
3月24日午後5時40分頃、長野市西長野の裾花川沿いで、長野県知事側近の右近謙一・長野県参事(59)が電柱で首をつっているのが通りがかりの高校生が発見、110番通報したが間もなく死亡が確認された。県警は自殺とみているが、遺書などは確認されていなかった。
右近参事は、村井仁知事の衆院議員時代に公設秘書を務めた。村井知事当選後の2006年12月、村井知事が県議会の反発を押し切って部長級参事に採用。主に危機管理を担当していた。 (読売新聞 平成21年02月24日)
村井仁・長野県知事の元秘書で、2月24日に死亡した右近謙一・同県参事は、東京地検特捜部から、西松建設(東京都港区)を巡る捜査で参考人として複数回、事情を聴かれていた。
村井知事は衆院議員だった2005年、政治資金パーティー「村井仁シンポジウム」を東京都内で開いた際に、西松建設OBが設立した政治団体「新政治問題研究会」から20万円の献金を受けている。特捜部は知事側に裏金の一部が渡ったとみて事情を聴いたようだ。
知事側に同社裏金が渡ったとされるのは、2005年9月の衆院選不出馬から2006年8月の知事当選までの間で、同社関係者が特捜部に「知事側に一部裏金を渡した」と供述したようだ。
自殺した右近参事は選挙参謀を務めており、参事への登用をめぐっては、県議会が反発したが、知事は既に議員時代の秘書2人を特別秘書と県東京事務所次長に採用しており、3人目の右近参事の登用も強行した。
西松建設の裏金事件では、前社長国沢幹雄被告ら3人が国内の工作活動に使う目的で、海外の裏金計7000万円を無届けで国内に持ち込んだとして逮捕、起訴されし、2005年の村井知事の議員時代に20万円分のパーティー券を購入していた。
自殺した側近の右近謙一参事が東京地検特捜部の参考人聴取を受けたことを地検が公表した。
小沢一郎の秘書より先に事情聴取されていたこの長野県知事の元秘書も本当に自殺だったのか、自宅でなく、電信柱で首吊り自殺?自殺にみせかけ殺害されたということはないだろうな? 命をかけて隠さなければならぬものが有ったのだろう。真相は分からない。
問題のこの方も、
嶋田武司氏死去 元西松建設専務
嶋田 武司氏(=元西松建設専務)2009年1月21日午前0時20分、十二指腸がんのため横浜市内の自宅で死去、82歳。東京都出身。葬儀・告別式は26日午前10時から横浜市内の斎場で。 吉岡議員が国会で小沢問題を取り上げた時期は、60歳代、西松建設社内のことは、ご存知のはずだ。本当に癌のために自宅で死亡したんのだろうか、病院でなく自宅で死亡?癌を患っていた人が自宅で死亡。死の時期が明らかだったから自宅に戻っていたのだろうか?多分、そうなのだろう。珍しい死に方?いや、家族に看取られての死、珍しくもないか?
有力政治家といえども手加減せず真相解明を!
昨年の春は、小沢一郎に関連した建物の火災、関係のあった人の死亡・自殺が立て続けに起こった。何があったのか、偶然の出来事だったのか、謎は残ったままだ。国の舵取りをする人物に疑惑が有ってはならない、真相究明、信賞必罰でなければ国民は堪ったものではない。
“始末書”を提出して穏便に処理してもらった首相を戴く国民は不幸だ。その凡庸な首相を操る有力政治家が疑惑のカネで私腹を肥やしているとすれば、この怒りをどこにぶつけたらいいのか!
検察は、政界の与党の実力者でといえども手加減せず粛々と真相を解明してもらいたいものだ。
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