雨になっちゃいましたね。今日の晩御飯は激辛モツなべです。
旅の話のつづきです。
ベルサイユ宮殿は、撮影自由でいろんな写真を撮ってあげました。天気も良く母は、笑顔で満足そうでした。私は、離婚してしまったショックで無口になっていたので、あまり楽しんでいないように見えていたのでしょうね。他のツアーの方たちともあまり話をせずに一人でポツンといたので、他の方たちには不思議に映っていたでしょうね。
そりゃそうだよね、36歳の男が母親と二人でヨーロッパに旅行に行くなんて、マザコンの男にしか見えないっさね。
そんな事を考えながら、
「まーいいさ、他の人達に何と思われようとも、母ちゃんを無事に日本に連れて帰れば。俺は何と思われようとも。」
この旅行中にも、別れたカミさんや子供たちの事が、頭から離れずにボーッと
「今頃、どうしているんだろう?」
「元気にしているんだろうか?」
バスは、午前中のベルサイユ宮殿を離れ、ルーブル美術館へ向かいました。私は、母に
「ルーブル美術館の中では、絶対に写真を撮ってはいかんよ!」
「うん、わかっとうよ。」
とそこでは、素直に聞いてくれました。
美術館につくと、母は、写真を撮りまくっていました。まずい予感が胸のなかをよぎり美術館の中のミケランジェロのところで振り返ると、母が、所構わずに写真を撮りまくっていたのです。慌てて側により、母に、
「母ちゃん、中での写真はダメだってガイドさんが言いよったろうが!」
「何ばしようとな!」
「まーだ、ここは玄関ぐらいやけん、写真撮ってもよかくさ。お金も払うとうっちゃけん。」
(また、それや!この人はお金を払うとけば何しても良かと思うとう。)
「いかんって言いよんしゃーっちゃけん、ちゃんと聞きないや!」
ちょっと怒って言うと、
「はいはい。」
と仕方なく返事はするが、全然聞いている風でもなく離れて歩いてくるのです。
私は、ルーブルでも絵画をボーッとしたまま鑑賞していると、ふと、背後からシャッターの音が聞こえて来るのです。、
「いいかげんにしちゃんない。」
「写真はダメなんだって!」
とたしなめると、
「良かやなかねー。他の人も撮りよんなーよ。」
「お金だって払っとうとい。」
(またや!逆ギレ!)
これを、3,4回繰り返し、最後は口を聞くのも嫌になりました。
私と、母はルーブル美術館で険悪になりました。
思えば、ルーブルやベルサイユ宮殿とか母と来ても、私にとって嬉しくもなく気苦労するのは分かっていたのに、のこのことテロが発生したのに福岡の田舎から旅行に来るなんて、アホみたいなもんだったのです。母親の性格なんてとっくに解っているはずなのに・・・
せっかくのモナリザの微笑みも、母親の行動で何も感動を与えずにルーブルを後にする事になるのです。(モナリザの前でも、写真を撮ろうとしていた。)
「まこと、これ(モナリザ)も写真ば撮ったらいかんと?」
(質問する方がおかしいって!)(泣笑)
・ ・・・・・つづく
旅の話のつづきです。
ベルサイユ宮殿は、撮影自由でいろんな写真を撮ってあげました。天気も良く母は、笑顔で満足そうでした。私は、離婚してしまったショックで無口になっていたので、あまり楽しんでいないように見えていたのでしょうね。他のツアーの方たちともあまり話をせずに一人でポツンといたので、他の方たちには不思議に映っていたでしょうね。
そりゃそうだよね、36歳の男が母親と二人でヨーロッパに旅行に行くなんて、マザコンの男にしか見えないっさね。
そんな事を考えながら、
「まーいいさ、他の人達に何と思われようとも、母ちゃんを無事に日本に連れて帰れば。俺は何と思われようとも。」
この旅行中にも、別れたカミさんや子供たちの事が、頭から離れずにボーッと
「今頃、どうしているんだろう?」
「元気にしているんだろうか?」
バスは、午前中のベルサイユ宮殿を離れ、ルーブル美術館へ向かいました。私は、母に
「ルーブル美術館の中では、絶対に写真を撮ってはいかんよ!」
「うん、わかっとうよ。」
とそこでは、素直に聞いてくれました。
美術館につくと、母は、写真を撮りまくっていました。まずい予感が胸のなかをよぎり美術館の中のミケランジェロのところで振り返ると、母が、所構わずに写真を撮りまくっていたのです。慌てて側により、母に、
「母ちゃん、中での写真はダメだってガイドさんが言いよったろうが!」
「何ばしようとな!」
「まーだ、ここは玄関ぐらいやけん、写真撮ってもよかくさ。お金も払うとうっちゃけん。」
(また、それや!この人はお金を払うとけば何しても良かと思うとう。)
「いかんって言いよんしゃーっちゃけん、ちゃんと聞きないや!」
ちょっと怒って言うと、
「はいはい。」
と仕方なく返事はするが、全然聞いている風でもなく離れて歩いてくるのです。
私は、ルーブルでも絵画をボーッとしたまま鑑賞していると、ふと、背後からシャッターの音が聞こえて来るのです。、
「いいかげんにしちゃんない。」
「写真はダメなんだって!」
とたしなめると、
「良かやなかねー。他の人も撮りよんなーよ。」
「お金だって払っとうとい。」
(またや!逆ギレ!)
これを、3,4回繰り返し、最後は口を聞くのも嫌になりました。
私と、母はルーブル美術館で険悪になりました。
思えば、ルーブルやベルサイユ宮殿とか母と来ても、私にとって嬉しくもなく気苦労するのは分かっていたのに、のこのことテロが発生したのに福岡の田舎から旅行に来るなんて、アホみたいなもんだったのです。母親の性格なんてとっくに解っているはずなのに・・・
せっかくのモナリザの微笑みも、母親の行動で何も感動を与えずにルーブルを後にする事になるのです。(モナリザの前でも、写真を撮ろうとしていた。)
「まこと、これ(モナリザ)も写真ば撮ったらいかんと?」
(質問する方がおかしいって!)(泣笑)
・ ・・・・・つづく