日々、日記を付けていると、文章のつぎはぎが目立ちますね。旅行の日程は、一日目到着、二日目ツアーの観光、三日目、自由時間フリーな観光ね。四日目、買い物の後にロンドンに移動であったと思います。
ツアーの観光が終わった三日目の夜、夜食を食べている時の会話、
私が、
「もう、今日のように勝手な行動はしないでくれよ。」
母が、
「何で、そんなにやかましく言うとね?良かやなかね。」
私、
「良うなかーっ!俺が困るとばい。同行者として。」
「少しは、言う事ば聞いちゃんないや!」
母、
「あんた、気にしすぎたい!」「誰が決めたとな?そげな事ば。」
いつになく、反抗してくるので、私は旅行のガイドブックを取り出して数分間読んであげました。私は、旅行のマナーの所や日本との相違点を万遍なく読みました。少し、嫌味かなと思いましたが、それくらいしないと解らないと思ったからです。
母は、
「わかった、わかった。」
そして、明日の打ち合わせ、私が、
「何処に行きたいな?」「オルセー美術館に行こうか?」
母が、
「うん、それとデパートとモンマルトルの丘に行って、凱旋門とシャンゼリゼ通りを散歩して、ムーランルージュにも行きたいよ。」
・・・・・・・(しばし、無言)
・・・・・・・私は、あきれて、
「母ちゃんの足では、そえん行けんめーもん。普通は、自由時間はあまりうろちょろしないで、ゆっくりと過ごすのが普通ばい。」「いろいろ行きよったら、疲れて動けなくなるよ。」
「オルセー美術館を見て回るのは、一日掛かるよ。」
母は、
「ばってんが、せっかくパリまで来とうとい、どこにも、行かんとは寂しいやないね。」
(ふーっ、今、旅行ガイドば読んでやったとい、この人は、本当にわかっとうとかいな?)(泣笑)
私、
「わかったよ、母ちゃん、ばってんが無理はせんばい。時間を見計らって行けるとこまで行こう。」
母は、安心してうなづき眠りにつきました。
私は明日、母を連れてオルセー美術館に連れて行く為に、ガイドブックを読み簡単なフランス語を覚えるために本を開きました。私は、(なぜ、私はこんな事をしているんだろう)と考えながら本を読んでいました。
ふと、いびきをゴリゴリとかいている母を見ていると、(年を取ったんだなー)(この年で、仕事を無くし、一人ぼっちになった俺を許してくれ。)とつぶやき、窓を開けてタバコをふかしていました。
すると、ホテルの前の公園の所から、音楽が聞こえてきました。打楽器の音と、アコースィックギターでした。打楽器は数種類あって、シーケンサーみたいな、テープの音(定かではないが)に合わせた、ワールドミュージックみたいなアフリカ音楽みたいなちょっとディスコ調の音楽でした。
大騒ぎという訳ではないのですが、かなり盛り上がっているようでした。
(ここでも、音楽を愛している人達がいるんだな。)
私は、見ず知らずの土地の夜に偶然聞いた音楽に心を打たれ、前向きに生きていく勇気をもらったのでした。 ・・・・・つづく
ツアーの観光が終わった三日目の夜、夜食を食べている時の会話、
私が、
「もう、今日のように勝手な行動はしないでくれよ。」
母が、
「何で、そんなにやかましく言うとね?良かやなかね。」
私、
「良うなかーっ!俺が困るとばい。同行者として。」
「少しは、言う事ば聞いちゃんないや!」
母、
「あんた、気にしすぎたい!」「誰が決めたとな?そげな事ば。」
いつになく、反抗してくるので、私は旅行のガイドブックを取り出して数分間読んであげました。私は、旅行のマナーの所や日本との相違点を万遍なく読みました。少し、嫌味かなと思いましたが、それくらいしないと解らないと思ったからです。
母は、
「わかった、わかった。」
そして、明日の打ち合わせ、私が、
「何処に行きたいな?」「オルセー美術館に行こうか?」
母が、
「うん、それとデパートとモンマルトルの丘に行って、凱旋門とシャンゼリゼ通りを散歩して、ムーランルージュにも行きたいよ。」
・・・・・・・(しばし、無言)
・・・・・・・私は、あきれて、
「母ちゃんの足では、そえん行けんめーもん。普通は、自由時間はあまりうろちょろしないで、ゆっくりと過ごすのが普通ばい。」「いろいろ行きよったら、疲れて動けなくなるよ。」
「オルセー美術館を見て回るのは、一日掛かるよ。」
母は、
「ばってんが、せっかくパリまで来とうとい、どこにも、行かんとは寂しいやないね。」
(ふーっ、今、旅行ガイドば読んでやったとい、この人は、本当にわかっとうとかいな?)(泣笑)
私、
「わかったよ、母ちゃん、ばってんが無理はせんばい。時間を見計らって行けるとこまで行こう。」
母は、安心してうなづき眠りにつきました。
私は明日、母を連れてオルセー美術館に連れて行く為に、ガイドブックを読み簡単なフランス語を覚えるために本を開きました。私は、(なぜ、私はこんな事をしているんだろう)と考えながら本を読んでいました。
ふと、いびきをゴリゴリとかいている母を見ていると、(年を取ったんだなー)(この年で、仕事を無くし、一人ぼっちになった俺を許してくれ。)とつぶやき、窓を開けてタバコをふかしていました。
すると、ホテルの前の公園の所から、音楽が聞こえてきました。打楽器の音と、アコースィックギターでした。打楽器は数種類あって、シーケンサーみたいな、テープの音(定かではないが)に合わせた、ワールドミュージックみたいなアフリカ音楽みたいなちょっとディスコ調の音楽でした。
大騒ぎという訳ではないのですが、かなり盛り上がっているようでした。
(ここでも、音楽を愛している人達がいるんだな。)
私は、見ず知らずの土地の夜に偶然聞いた音楽に心を打たれ、前向きに生きていく勇気をもらったのでした。 ・・・・・つづく