まこっちゃんのリフォームまでの軌跡

1人暮らしの我が家のリフォームといろんな事のブログ

旅のネタ7

2007-01-17 19:59:23 | ノンジャンル
旅は道連れ、世は情け。時差ボケならぬ天然ボケの、お人よしの母子は、パリの街に2日目となりました。



フランス語はまったく解らないまま、ルーブル美術館を後にして、ノートルダム寺院に着いた私は、キリスト教でもないのに、(神様、置き引きを良くやった!と褒めて、プライドの高い、奥様老教師にざまーみろ!と思った私の心をお許しください。これからは、そういった醜い考えはしませんと胸の中で懺悔しました。)(笑)
壮言な寺院の建築様式の素晴らしさが解る訳でもなく、ガイドさんの言っている事をふんふんとうなづきながら、観光にただついてきているだけでした。ただ、ステンドガラスは物凄かったですね。たしか、この日の昼食は、パリの街のど真ん中でとりました。

相変わらず、老夫婦の教師は自慢を始めて、フランス通をきどっていました。話によると、この老婦人は、美術教師だったらしく絵画に詳しいみたいでした。

食事の方は、豚肉のブラウンソースと魚介のスープでした。また、母親はしかめ面で、口に合わないようでした。また、デザートのケーキを母に渡してビールを飲みました。

この時、ふと気付いた事がありました。そう言えば、この老夫婦についてきている、お父さんと子供たちは、一言も喋っていません。食事の時も移動の時も、食事の時は必ず、老婦人が話し出すのです。それを、黙って聞いているだけなのです。子供たちもあまり食事が進まないみたいで、父親とだけ、ひそひそと話しているのです。

何か、腑に落ちないのですが、他人の詮索はいけないので構わずにいました。
一行はセーヌ川の付近や、エッフェル塔等を観光し私達のこの日の観光は終わりました。

憶えているかぎり、パリの観光の順番を書いてみましたが、違っているかもしれません。
私が、パリで感じた事は、良心的な行動というのは、パリのような都会では通用しなくて、自分が楽しめるように旅行したほうが良いという事です。私は確信しホテルでまた、昨日、私たちをつけていたのはなんだったのだろうか?と頭からはなれませんでした。

その夜も、食事が口に合わない母親は、昨日、買いこんだ食料を夜中にむしゃむしゃと食べました。その日は、ハムとフランスパン、ワインと洋ナシ(ラ・フランスね。)

母は、

「美味しい、やっぱりフランスやね。」
私は、
「母ちゃんが、あんな事するとやったら、俺は、一緒に来んどけばよかったよ。」
母は、
「誰っちゃあ、しよんしゃったけん良かくさ、フランスに来んやったらこんな美味しいナシも食べられんやったとばい!」

「そのナシは、福岡にもあるって、サニーに行ったらいっぱい売ってあるばい。」

「あら、そうね。はっはっは!」

私、「・・・・・・・・・・無言。」(泣笑)
                              ・・・つづく