月の都 太陽の檻

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『月の都 太陽の檻』
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転載開始『継国さん。』第五話:山神様

2022-03-18 21:52:00 | moon&sun:novel

『継国さん。』

第五話:山神様(やまがみさま)

・壱・~椿の章~

UPしました♪

 

鬼っ子勢揃いの、はじめの一歩になるお話です。第五話はミステリーサスペンス風。

ここから話が大きく傾いた気がします。本題へ向かって走り始めたと言いますか。

何はともあれ。コロナで山へも行けなくなったので、思いが募って舞台が山になった思い出が。落ち着いて外出できる日が待ち遠しいです。

 

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『継国さん。』第五話:山神様

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*サイトTOP・novelでの表記は簡潔になりました。

*これまでのお話。は、専用ページを作り、目次から飛べるようになっています。

 

【粗筋】

第五話:山神様

 

 その日は二人共、夜明け前から忙しくしていた。

 

 縁壱(よりいち)は、継国(つぎくに)の神々を出雲(いずも)へ送るため神事の準備を。

 巌勝(みちかつ)は、新胡桃市(しんくるみし)の大物政治家の、三十三回忌に出席するため支度を。

 居るべき場所に居なかった、ほんの些細なことが、継国の山に異変をもたらす。

 

 それは、四十三年前、継国山北ルートで起こった、一つの不可思議な事件に関わる出来事であったが、二人は共に、それぞれの居場所からすぐには動くことが出来ず…。

 

 約半世紀の時を経て、あの時の事件の真相が明かされようと言うとき、巻き込まれたのは、京(みやこ)より訪れた、一人の若者だったーーーー。

【ご留意】

 こちらの作品は、継国兄弟を中心に独自設定で進みます。

 全章通して、キャラ達の心情を読み解くのに原作一読推奨していますが、双子救済色強め(章が進むにつれ割と甘々)な、双子にとって優しい世界です。

 何より、柱達の設定がフリーダム。

 鬼殺隊至上主義の皆様、双子愛妄想が苦手な皆様には大変申し訳なく。ブラウザバックを推奨いたします。

 本作品では、どちらかというと鬼愛が強いです。

 罪を許され生まれ変わった巌勝さんと、兄上がやっぱり大好きな縁壱さんとのあり得ない日常。

 不思議なお話に絡めて紡いでいけたらと思います。

 二人の性格が性格なので、毎回、ドタバタするほど騒ぐには至らないようですが、日を追う毎に、二人の関係にも変化が訪れて…。

 次第に、あの頃とは違った未来を紡ぎ始めます。

 やがて二人は、大きな渦に巻き込まれ…。

 一体どんな結末を、選び取るのか。

 どうぞ長い目で、見守ってやって下さい。

 

 

ごゆるりとどうぞ~♪

ご訪問ありがとうございました!

 


Raise your flag:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

2022-03-18 16:34:37 | diary

数ヶ月に一度来る大きな波に抗えない。

静かに…

静かに嵐が通り過ぎるのを待つ…

心の奥深く、深淵にある荒波の大海に漂流する己の姿をただ見つめる。

嵐が去って、満月の夜が静かに降りてくるのをただ待つのだ。

夜明けが来るのを、ひたすら願うのだ。

船は、どんなに軋んでも傷んでも沈まない。

今はただ、抗わず、流されるがまま、旗を畳み、平穏を待つ。

 

 

…気持ちが沈んだり、根を上げそうになった時、俺はよくMAN WITH A MISSIONのアルバムを聴く。

彼らの声と歌には「生きる力」が宿ってて、どのナンバーを聴いても元気になるからだ。

疲れがピークで、久々に、本来の自分と二つ目の人格が喧嘩して手を離しそうになってる。「頼むから、本来の自分の手を離さないでいてあげて」自分で自分に話しかける。この期間が一番辛い。

 

片端からアルバムを聴いていたら、

『Raise your flag』に行き着いた。今日はこの気分。もう何度もリピート再生。イヤホン大音量で外界とも切り離す。

これは、「機動戦士ガンダム~鉄血のオルフェンズ」のOPだった曲だ。

 

放映された当時、このアニメシリーズはあまり評価されなかった。

まあ。ガンダムってプラモが売れてなんぼな所もあるし、やっぱり正史から外れると途端に渋い顔をする正史ファンもいるもんで。

「ガンダムに尻尾って」

とか、良く聞いたなあ。

 

だけど、俺は好きだった。この作品。

 

子供達が、ただ、豊かな生活と人として生きることの出来る、権利を求めて這い上がって戦う。大人の世界に子供達だけで飛び込んで、いいように使われ、栄光も手に入れるがやがては石竜子の尻尾切り。彼らは戦犯となり追い立てられ、散り散りになる。

そして、最期に気付くんだ。

求めていたものは、すぐ傍にあったということ――――。

皆と一緒に生きてきた、その時間。その空間。それこそが、探し求めていたものだってこと――――。

気付いた時にはもう遅くて。彼らは一人残らず…

 

大人のエゴに翻弄され続け、それでも懸命に生きた主人公達の物語。何年前だったかなあ。作品。そんな風な粗筋を、俺は記憶しているが。久々に、見たいと思った。オルフェンズ。

 

 

…うん。這い上がれそう。

ちょっともう少しかかりそうだけど。テレビは今日はもう、見られなかった。消した。夜になったらバラエティが始まるからね。そしたらまた気分上がるね。

 

あ。作品。鉄血のオルフェンズ。オススメww