セ・パ交流戦

プロ野球のセ・パ交流戦は、パ・リーグが大きくリードしています。
上位５位までをパの球団が占め、セは巨人の６位が最高。その強さの理由はどこにあるの
か。

今年のパ優勢の背景には、先発投手陣の充実が挙げられる。同一カード２連戦の交流戦で
は、枚看板を持つチームが多い。エース級を中心に登板させ、連勝も狙える。

指名打者（ＤＨ）制の存在もあるようです。追いかけるような試合展開になると、セでは投
手に代打を送るが、パは続投させることができる」と説明。パの先発投手は投球回数がおの
ずと長くなり、マウンドで多くの経験を積むことができるという。

そして移動距離。日頃は札幌から福岡まで飛行機での移動を強いられ、首都圏の千葉、埼玉
にも都心からバスで１時間近くかかる。最長でも東京から広島までが基本のセの選手が交流
戦の移動は疲れる」というのとは対照的だ。

かつて「人気のセ、実力のパ」と言われた時代があった。交流戦では、巨人や阪神など人気
球団との対戦に闘志を燃やすパの選手も多い。