今週の「
名曲探偵アマデウス」は、ブラームスが20年以上の歳月をかけて作曲した
交響曲第1番。ベートーベンの「運命、歓喜の歌」を思わせる主題が有名ですね。
私は、第4楽章序奏の第2部、ハ長調のアルペンホルン風の朗々とした旋律と、トロンボー
ン・ファゴットによるコラールが大好きです。クララ・シューマンへの愛を現してるともい
われています。
小澤征爾指揮のサイトー・キネン・オーケストラでした。約20年前の映像だったので、
若々しい小澤征爾に混じって、チェロの
徳永兼一郎の姿が・・・。彼はガンのため5歳の若さ
でこの世を去りました
最後の3ヶ月を過ごしたホスピスにおいて、亡くなる45日前に最後のコンサートを開きま
した。全身に転移した癌の痛みに耐え下半身麻痺して動かない足の間にチェロを構え動かな
い足に弓をぶつけながらの演奏でした。
小学校5年道徳の授業「
最後のコンサート」でも取り上げられています。いのちが輝いている時とは
人間のどのような姿をいうのかを児童に問いかけています。