つばさ日記0214夕方早く「枕草子冒頭の世界に住む&一階探索に失敗」
★一番下に追加があります。
14日昼過ぎ、一階に用事があるのでベッドにつばさを降ろす。部屋に戻るとベッド上で寛いでいる。一階探索のチャンスである。とりあえず離れ二階のストレッチ部屋探索、と思ったら40秒で戻ってきた。メイン部屋南窓で外眺めである。なかなか上手くいかない、それが猫だ。私が飲み物を作るのを見てくるので、なんとなくサブ水を足すと飲み始めた。よしよし。かなりの一気飲み、補充。再び南窓で日光を浴びながらの外眺め。
午後、部屋に戻るが居ない。カリカリが散らばりまくっているので、ほどほどにまとめておく。第三モニター裏に居た。お目目はパッチリである。気配を全く感じなかった。今度は南窓に戻る。小さく声をかけると、小さな声で返事をする。ちょっと鼻水がグズグズ言っている。体温は高い。人間にもある「暖まり鼻水」か。
午後遅く、再び一階に連れて行こうとするが、嫌がるので降ろすと自然に西の窓で日向ぼっこ。お喋りしてご機嫌である。気が付くと、いつの間にか、床にカリカリが散乱しており、整理する。日向ぼっこの写真は、
つまり、メイン部屋には東、南、西の三面に窓があることになるとお分かり頂けただろう。丘の上の一軒家なので特に山が遠い南の眺望は素晴らしい。東西は隣家が近いのでそれほどの眺望ではないが、遠くに山が見えて、いとをかし、である。
せっかく連想したので、みんなが知っている枕草子冒頭を引用する。
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光て行くもをかし。雨など降るもをかし。
秋は夕暮れ。夕日の差して山の端いと近うなりたるに、烏の寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず
冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。
蛍は少し前まで目の前の溝にも居たらしい。炭は実際に私も使っていた。今は、灰が飛び散るのと、エアコンを買った事もあり、外物置(これは物置とは別の空間で、家屋内だがほぼほぼ外)で眠っているが。この二点を除けば、私の生活は上記の有名文に非常に近いものがある。自分でも信じ難い。なお、私の一番のお気に入りは冬のつとめて、つまり早朝である。来客歓迎である。
★追加です。
冬の早朝から朝、午前にかけて、家屋や建物に張り付いたの氷が解けていくパチパチ音が、いとをかし、です。