つばさ日記0310夕方「つばさ、初めての大冒険」
10日午後、いつの間にやら第三モニター裏に居た。休んでいる。稼働トイレを丸ごと入れ替える。少し小さくなるが大丈夫である。サラサラである。また南窓へ。これを繰り返しているようだ。
夕方、つばさをロスト。仕方ないのでベンチへ。持ち物多数。すると。母屋からメイン部屋に帰るつばさとすれ違う。一緒にベンチに行こうと誘う。断られたようだ。しょうがないので一人でベンチに向かった。座って携帯を触っていると、つばさの声が聞こえる。かなり声が大きい。物置に戻るとすぐそこまでつばさが来ていた。物置内を探検後、いつも「帯」とこのシリーズで呼んでいたリードを取り出し、つばさに付ける。嫌がらない。一緒に物置の外へ。初めて建物の外に檻なしで出る。
極力つばさのペースに合わせてゆっくりと敷地内を時計回りに約90度探検した。最初は屋外物置。壊れたアウトドア椅子に興味津々である。コーヒーと携帯をベンチに置いたままなので、そちらの方へ誘導する。とあるアラームが携帯で鳴る。止むを得ず、抱っこでワープ。アラームを止め、ベンチに座り落ち着く。つばさは枯葉がパキパキいうのが面白いようだ。
しばらくで私も立ち上がる。つばさは一旦逆方向に進み、庭の真ん中へ向かいたがった。そこでつばさの大暴走があった。走りたい気持ちが湧いてきたようだ。コーヒーはベンチのそばに置いたまま。私もつばさに釣られて走った。ちいさい庭だが、つばさは楽しそうに走った。突然止まった。しゃがみ込む。反射的に、以前、獣医さんから心臓の事を言われていたことを思い浮かべる。残された寿命は短いと。つばさは息を切らしているかのよう。じっとしゃがみ込み呼吸を続けている。しばらくで呼吸が整ったようで再びベンチの方へ。そして更に奥へ。少しだけ土の部分がある。前の持ち主が意図的に残している土の部分である。理由は排水だそうだ。土を踏みしめるのは久しぶりなはずだ。しかし、あっさりと先に進み、舗装された北面へ辿り着く。探検を続け、最終地点である焚火場に到着。燃やす予定の棘のある枝を器用にすり抜ける。気をつけるようにと声を掛けたが、全く意に介さず、ウロウロしていた。ゆっくりと来た道を戻り始める。屋内物置の扉を開くと自ら入った。リードを外す。私は南庭に急いで向かい、猫類補完計画中の二つのトイレを回収する。つばさはしきりに屋内物置の中にある一畳強の物入れ内を気にする。高さ1m強の段にジャンプして一気に登る。素晴らしいジャンプだった。更に上がある。物入れの中の三階部分である。そこを気にする。一旦、私はベンチに戻ってコーヒーを回収、すると三階部分への登頂に成功していた。
一体どうやって飛んだのかは不明だが、とにかく登れた。降りられないのではないかとも思ったが、余裕で降りて来た。そして台所用のバケツ内の水を飲む。一瞬私の方を伺う。怒られないと安心したのか、飲むのを再開する。変なポーズである。
かなり飲んだ。井戸水の方が好きなのか、2つの水容器を並べてあるサブ机上に今後は注目である。最後にはメイン部屋に自ら戻っていった。カリカリとトイレ。ベッド経由キャットタワー経由の膝の上。初めての冒険がこうして終わった。