まい・だいありー・ばい・えむ ~都わすれ~

振り返れば、まんざらでもない日々をめざす雑記帳。

靴屋さんで働く

2023-06-10 22:29:47 | 過去のお仕事
高校を卒業後、しばらくして靴屋さんで働いた。

僅か3日ほど。


広島で一番大きな商店街。本通り商店街の中にある靴屋さん。
所謂、家族経営のお店。
お父さんが社長で、長男と次男とが常務だったり専務だったり
1・2階が店舗で上が自宅のビル。
社員はすべて身内。のなかに
小太りで、くるくるパーマで口やかましい中年女性のお手伝いさんがいた。
主に、家事や子守が仕事らしいのだが・・・

私は、接客業が大好きだ。
しかし、靴屋さんはお客さんが来るのを待つ。
これはとてもしんどい。

やっと、女性のお客さんが来る。
するとお手伝いさんが「すぐにお客さんの傍に行け」という。

行って声掛けをする
「いらっしゃいませ、サイズをお出ししますので
仰ってください。」
するとお客さんは「見ていただけだから」と帰ってしまった。

次に来たお客さんにも「すぐに行け」と言われる。
が、やはりすぐに帰ってしまう。

私は、間髪いれずに直ぐに行ってはダメなんじゃないの?と思った。
私自身、ゆっくり見ていたいのにすぐに声かけられたら面倒くさい。
なので、今度は一呼吸おいてお客さんが興味を示したり
店内に従業員を探す様子が見えたら声がけをしようと思った。

次に来たお客さんにそれを実行したら
売り上げができた。たまたまだろうけど。

すると、そのお手伝いさんが自分の言うこと聞かなかった。と
上の人に告げ口した。

めんどうくさーーーー(。-`ω-)

私が、素直に言うことを聞かないタイプと分かると
苛めが始まるわけです。

次の日、母がお弁当を作ってくれたので、
店の奥の休憩するスペースで食べた。
やれやれ、よかったー。

当時、私はパンプスはヒールのあるものしか持っていなかった。
二日間にわたる長時間の立ち仕事は足が痛かった。
すると、常務に1足買って給料払いにすればいいと言ってもらえたので、
安いローヒールの靴を買った。

2日目も靴の整理をしながら店内にいるとお手伝いさんが
物陰から私の行動を観察している。やだわー

この日もお客さんが来ても少し離れたところから様子を見て
声がけ。というの実行した。
売り上げができた。これも偶然だろうけど。

もうね、お手伝いさん。
私をにらむようになった・・・(笑)

3日目、仕事に行こうとするけど胃が痛い。
体に悪い、母には言わなかったけど、密かにやめることを決意。
食事も喉を通らない。
その日もお手伝いさんに怒られたり睨まれたり。
もう限界だ・・・

家に帰ってから電話して退職を願い出た。
お手伝いさんのことは言わなかった。
体調が悪いと言った。

体調が良くなったら給料を渡したいので来てくださいと
言われたけれど、要らないですと断った。
そういうわけにいかないと言われたから
給料をもらえるほど働いていないので、
購入したローヒールパンプス(4000~5000円?)
をいただけませんかと言って、それで終わりにしてもらった。

あの靴屋さんがいつも「従業員募集」だったのは理由があったのね。
でも、私があのお手伝いさんのことを言ったとしても
何も変わらなかったと思う。
だって、みんな気付いていたはずだから。


※画像お借りしました。



コメント (6)
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