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日常の闇

2010年03月06日 | 映画
映画『パレード』観てきました。

出演者に興味があったのが観たいと思ったのがきっかけだけど。
観る前に読まねば!と、少し前に原作も読了。

吉田修一の本は何冊か読んでいるけど
結構な確率で、後味悪いとまではいかないまでも
すっきりしないというか、いやーな空気が皮膚に張り付くような。

そんな覚悟を持って本に挑んだものの、
すっごい読みやすかった!
登場人物はみんな若者で、おもしろおかしく
クスリとさせられる場面も多くて。

だけど、結局「吉田修一の本」(←偏見)だったね。。。
とはいえ、気に入ってます!

そして映画。

原作はそれぞれの章が一人称で語られるのに対し
映画は原作でいえば会話部分のみで進んでいくので、
登場人物の背景や心情は描写なんかはあんまりない。

普通の若者の、何気なーい生活。
そして、そのぶん「何なの?何が起こるの??」
という漠然とした不安を煽るような雰囲気があったかな。

上手いこと原作を忠実に映像化してたと思う。
ただ、ラストは怖かった~。

それだってほぼ原作のままなんだけど。
あれを映像にするとこんな怖いんだ!!って思った。

と、怖い怖い言ってますが
「だけどこれって普通じゃん」とも思ってしまう私。
ラストだけの話じゃなくて、全体的にね。

こういう危うさって、私だけじゃなくて
誰もが抱えているんだろうな。

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