もう、当たり前になってきました、この町でも。
でも この「半夏生には 焼きサバ」って風習も 初めは びっくりで。。。
もう20数年前になりますが 私、その頃 スーパーでグロサリー部門の発注をさせてもらってました。
まだこの町に そのスーパーも開いたばかりで 私も勤めるのなら 新しいお店が 何もかも新人さんばかりで 中に本社員さんが数人だから 仕事はみんな同じような感じかな?って 勤めたんです。
話は今日 つまり半夏生のこと。
会社の本部が 北の方だったので もう社員さんと言うか お偉いお方は 当たり前のように 鮮魚部門に 「焼きサバ」を ずらっと並べたんです。
でも、この街の人から見たら いつもの焼きサバが 今日はたくさん並んでるなぁ〜くらいの出来事なんですが。
そうです、半夏生に焼きサバを食べるって風習は 嶺北の話で・・・
嶺北と言うより 越前大野藩のお殿様が下々のものに 夏の暑さを乗り切るために
皆に食べるように配ったとか。。。
でもそれが、何も知らないこの町では。。。
そうですよ。夕方になっても そんなに飛ぶように売れるものでもなく。
夕方には パーセント引きのシールも張り出して。
お店は その頃では珍しい 夜10時頃までだったと覚えてるんですが 私はパートタイマーだったし。。。午後3時頃で帰ってきました。
後になって その話を聞いて 下調べもなく 注文した上の方々の失敗談ですよね。
それから年月も経って 当たり前のように スーパーには 焼きサバが並ぶ。
でも、もう見渡す限り〜〜って感じはちょっと変わってきて
売れるだけ並べたらそれでよし そんな感じになりつつありますね。
外にまで テントを張って 山のように品物を並べて売る。そう言うのは少なくなりました。
正月飾りにしても もう本当に少なくなりましたし。
何にでも初めがありますよね。この町に今日 焼きサバが並ぶようになった初めての年の話です。
その地方、地方によって 色々な規則というか 風習があるものです。
この焼きサバを食べるという風習も また数年したら? 今の若い子たちが大人になった頃には どうなっているでしょう。。。
昔の風習。地元に根付く風習。残っていて欲しい気持ちと ことの初めを知ってると この街の風習でも無いのに・・・っていう気持ちと 複雑なんですけど。笑