いちいち教養のある部分をみせたがったようで、・・・ 2016-07-02 19:52:03 | 小説 いちいち教養のある部分をみせたがったようで、啓はまずい気がした。せっかくの御堂筋だから確かにまずいと考えた。 和子の楽しさは寂しさを拒むそれだろう。 和子は啓にちょっとした尊敬をのぞかせていた。その機に啓はジーンズの腕を力ませた。 (「南幻想曲」つづく)