ここ数年、いいペースで発売されているトミックスの北斗星シリーズに新たな仲間が加わりました。
今回はJR北海道が運行していた札幌運転所所属の編成で、時代設定は1991年頃迄の姿です。
北斗星1・2号は北海道車のみの運用のためか北海道仕様という副題が無くなりました。
オール個室化後のセットが北海道仕様Ⅱなので北海道仕様Ⅰでもよかった気がしますけどね。
今回の製品は1980年代に発売された最初期の製品の正当なリメイク版と言えますが、1両1形式が当たり前とも言える北海道車ゆえ、特徴的な車両も新たに登場しています。
編成順ではないですが、気になったポイントを紹介したいと思います。
まずはオハネフ25 200ですが、0番台と同様の幌座が表現されるようになりました。上写真の右側はさよなら北斗星のオハネフ25 214です。東日本仕様はこのセット以降、編成端にくる200番台で幌座表現付きとなりまして(中間車用は従来の幌枠付き)、今回の北斗星1・2号では中間車も幌座表現付きとなり、脱着式の幌枠が付属しています。
幌を付けると従来の顔に…幌枠に耳が無いのは幌吊りを省略しているためでしょうか?
実車の200番台は216を除いた2両がはまなす用のスハネフ14 550番台に改造編入されているため、個室化後の編成ではコンパートメント改造された0番台がしんがりを務めていました。
近年の仕様に則りライトのON-OFFスイッチが付いたため、テールライトのプリズムがオハネフ24 500と同じ幅広のものに変更されていました。シートモケットは橙色です。
また、今回のオハネフとオハネは非常口が埋められており、さらに窓上に水切りのモールドがあります。この表現は3・4号までのシリーズではありませんでした。そして非常口窓で帯が途切れている姿は初代製品以来なので久々の登場です。北海道仕様Ⅱや東日本仕様Ⅱは連続していたので時代設定による違いと思われます。
続いてカニ24 500
実車は501がマイクロスカート付きで前回の北斗星3・4号の時に収録されました。従って、今回のプロトタイプは502か503です。
左が北斗星1・2号のカニ24 500、右が北斗星3・4号のカニ24 500
JR北海道のカニはJR東日本のように機関更新等を受けていないので北海道仕様Ⅱのカニと同じ形態かと思っていたのですが、荷物室扉のドアレールの表現が変わっていました。
↓左:1・2号、右:北海道仕様Ⅱ
また、3・4号の501は太い銀色で、東日本仕様(機関更新後)は太い金色です。
北海道車の晩年は細い銀色でした。しかし登場時の502の写真は太い金色だったので、今回の仕様は正しいと言えます。(503は未確認)
↓左:1・2号、右:3・4号
3・4号ではマイクロスカート車用の専用TNカプラー(JC6374)が付属していましたが、今回はスカート無し車用の専用品(JC6376)が付属しています。今後のカニ24には標準で採用されるのかもしれません。
従来の0334とPZ6261の組合せよりエアーホース等の表現がすっきりし、連結器の形状も自連形になりました。
連結器の長さはJC6374より気持ち長めですね。
むしろ寸法制約が多いはずのJC6374がここまで詰めていることに驚きです。
東日本仕様のカニ24 500(機関更新後)とも並べてみました。連結器回りの違いに注目
Hゴムの色が違うだけでかなり印象が異なります。東日本仕様は帯のモールドがありません。
トレインマークはカニ24と編成端用のオハネフ25 200が点灯します。またライト基板はないものの、中間のオハネフ25 0もトレインマークが印刷済みなので編成端に登板することが可能です。
後編に続きます。
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