庭と花の物語*西原村

小さな村の小さな庭やそこで育った花々を紹介します。季節の移り変わりとともに。

村を支える水   塩井社

2017年03月14日 | 俵山

西原村の旧集落は湧水が生活の中心だった。

湧水を集落の人たちは昔から大切にしてきた。

塩井社もその一つ。

小さな社が立っている。

老人会の人が毎日管理をしている。

湧水を汲みに遠くから人が集まるようになり、今は取水口が付けられている。

駐車場も数年前に作られた。

ここの水は近くの大切畑集落の水道に使用されていた。

また山西小学校の水道水も塩井社の水であった。

祭りをしたのであろう祭壇用の石が残っている。

この周りの水底には古い土器のかけらを現在でも拾うことができる。

我が家の息子たちもここでかなりの土器のかけらを拾っていた。

昔の悪童たちは石包丁や石刀を拾ったと自慢をしていたと聞いている。

地震の影響はここにもある。

水ででなくなった湧水もあるので、塩井社の豊かな水に感謝する春である。