庭と花の物語*西原村

小さな村の小さな庭やそこで育った花々を紹介します。季節の移り変わりとともに。

地震前の庭    2016年4月1日の午後

2017年11月09日 | 

 

 

この庭には45年間の物語がありました。

 

画面は地震の2週間前2016年4月1日の写真です。

毎年春に花は咲きますが、一度として同じ春はない

母はそう言っていました。

この年の4月1日には桜が満開でした。

母が最後に病室に置いた雪割草

 

いつの間にかプランターの中に咲いた肥後スミレ

 

母は嫌っていたハナニラが咲く小道

 

もうこの風景はなくなった

この日から二週間後に壊れたのです。

 

 

地震から1年くらいは さっぱり諦めていたけれど、

時間がたつほど  以前の庭が懐かしくなっていく  

あの日の庭に戻したい   でもそれは無理なことです 地震が来なかったとしても

 

庭木は毎年成長していくから、草花は変化せざるをえない

日の当たる場所を作ってやらないと花は消えていきます。

庭中に黄色のけまんが咲いていました。

 

今は山茶花が咲いているでしょう。

(わたしは西原村に居ません)

 

冬が来たばかりなのに、春が待ちどおしい今日この頃です。