流しの三角コーナーの生ゴミを捨てながら
そばにいた私
さらに
と言ったら
ちょっと、無言になったかと思ったら、
妙に説得力がある…なぁ~と
お掃除をしていたとき、子どもが尋ねてきました。
バケツにくんだお水で雑巾を洗っていて
確かに、人が大勢集まる施設で、水道に温水がないのはめずらしいかもしれない。
そういう視点でみると、学校はそんな不思議がいっぱい。
例えば水道の蛇口
今どき、家庭でもひねるタイプはめずらしい・・・
トイレの便器も、和式が多い
洋式はあっても、あったかくはないしおしりを洗浄する機能もない
特別な場所以外、掃除機もありません。
雑巾がけは、たぶん、学校以外あまりないかもしれない・・・
うーん・・・
不思議と言うより、遅れてる・・・・?
ヒロキ先生は、初任者なのに子どもの叱り方がうまい。
中学校で生徒指導の様子をよく見ているK先生は
「ヒロキ先生の生徒指導、すごいですね・・・。初任者とは思えない」
とおっしゃる。
なんで上手なのか、ずーっと不思議でした。
で、この間、改めて尋ねました。
「ねえ、どうして子どもを叱るとき、いつも、静かに叱るの?
一度も、大声を出したのを見たことがないよね。」
すると、「大声で叱られても、ちっとも、反省しなかったんですよね・・・オレ」
どうも、ヒロキ先生は子どもの頃いっぱいやんちゃをして、
先生にしょっちゅう叱られていたらしい
でも大声を出して、叱る先生はある意味とても楽だったそうな
その先生の感情の嵐が過ぎ去るのを、反省したふりをして
「はい、はい」と答えてじっとがまんしていればいいから
「全然、反省なんかしてませんでしたぁ。何にも考えてなかったンスよね」
ところが、高校の部活の先生はほとんど怒鳴らなかった
初めて、自分を振り返って、自分の行動を顧みるようになったんだそうです。
だから、怒鳴る叱り方は、子どもにとってほとんど意味がないことを
ヒロキ先生は身をもって知っているということらしい。
ヒロキ先生はあくまで、明るいのです。
ある日の2年生の教室。
クイズの出し合いっこをしていました。
「ねえ、シロクマってどこにいるでしょう?」
「ぼく知ってるよ」「どこ?」
彼は、みんなの突込みがよくわからないらしかった。