聖書 コリントの信徒への手紙一15章35~49節
題 「力強いものに復活する」
コリントの信徒への手紙一は、コリントの教会に不和があることを聞いたパウロが、イエス・キリストの十字架を伝え、謙遜になり、愛を実践するように伝えている手紙です。
けれどもパウロは、手紙の終わりに近い15章で、イエス・キリストの復活を伝えて「キリストは死者の中から復活し、眠りについた人たちの初穂となられました」と書いています。種が再び芽を出すように、私たちの肉体も、蒔かれる時は朽ちるものでも朽ちないものに復活し、蒔かれる時は弱いものでも力強いものに復活すると伝えています。
1章においては、十字架によって弱さを伝えていたパウロが、キリストの復活においては私たちに勝利を賜ると伝えます。私たちが十字架の弱さの中を生きることにおいては、互いに愛し合うことを示されますが、キリストの復活においては、力強いものへの復活、勝利の希望が示されます。
イエス・キリストと父なる神への「信仰」、十字架による「愛」、復活による「希望」が伝えられているのがコリントの信徒への手紙一です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます