桜と月
愛知県の公立高校の結果発表・・・
仕事でいくつかの高校を回った・・・
みんなのサクラは咲いたかなあ・・・?
今年咲かなかったサクラでも,来年も再来年もその次も咲くからね・・・
咲かなくたってサクラの木は生きていくからねぇ・・・
悪いことばかりは続かないよ・・・
良いことばかりも続かないよ・・・
「人間万事塞翁が馬」「禍福は糾える縄のごとし」・・・だよ・・・
55年の人生の経験者は語る・・・
大したことはないけどね・・・
高校生の時に習ったこの故事成語は,結構オレを支えてきたね・・・
「人間万事塞翁が馬」
昔、中国北方の塞(とりで)近くに住む占いの巧みな老人(塞翁)の馬が、胡の地方に逃げた。
人々が気の毒がると、老人は「そのうちに福が来る」と言った。
やがて、その馬は胡の駿馬を連れて戻ってきた。
人々が祝うと、今度は「これは不幸の元になるだろう」と言った。
すると胡の馬に乗った老人の息子は、落馬して足の骨を折ってしまった。
人々がそれを見舞うと、老人は「これが幸福の基になるだろう」と言った。
一年後、胡軍が攻め込んできて戦争となり若者たちはほとんどが戦死した。
しかし足を折った老人の息子は、兵役を免れたため、戦死しなくて済んだという故事に基づく。
単に「塞翁が馬」ともいう。「人間」は「じんかん」とも読む。
「禍福は糾(あざな)える縄のごとし」
災いと幸福は表裏一体で、まるでより合わせた縄のようにかわるがわるやって来るものだ。
不幸だと思ったことが幸福に転じたり、幸福だと思っていたことが不幸に転じたりする。
成功も失敗も縄のように表裏をなして、めまぐるしく変化するものだということのたとえ。
「あざなふ(糾う)」は「糸をより合わせる」「縄をなう」を意味する。