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エドウィン・ダン史料展開催中~新冠町レ・コード館

2006年11月07日 | 馬産地情報
北海道における畜産業の発展に大きく貢献したエドウィン・ダン(Edwin Dun、1848年~1931年)の史料展が、新冠町レ・コード館で開催されている。(9日まで、入場無料)

エドウィン・ダンは、当時開拓使農業顧問として明治政府に雇われていたホーレス・ケプロンの要請で、1873(明治6)年にシカゴから乳牛42頭、緬羊100頭連れて横浜に到着、そのまま開拓使の技術者として滞留した。
1876(明治9)年札幌に転勤、6年後の1882(明治15)年の開拓使廃止まで北海道で過ごした。その間の功績は、

1、乳肉牛、種馬、緬羊、種豚の輸入と飼養管理の指導と品種改良
2、真駒内、新冠両種畜場の創設
3、競馬場の設計及び建設、競走馬の育成
4、バタ-、チ-ズ等の製造指導
5、獣医学、解剖学の講義及び実習
6、牧野の設定及び管理
7、羊毛の利用普及
8、大小麦、燕麦、じゃがいも、きゃべつ等の耕作督励
9、ビ-ト、亜麻、ホップの耕作開始
10、林檎、苺、葡萄栽培

など、多岐にわたる。
1884年(明治17年)に駐日米国公使官2書記官として再来日。日清戦争が勃発した際には和平交渉実現のために奔走したとも伝えられている。
再来日後は日本に永住し、1931(昭和6)84才で亡くなった。
参考資料へ

新冠ともゆかりの深いエドウィン・ダン史料展は、11月9日まで行われる。

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