三方岩岳(岐阜)【其の一】
午前7時に馬狩料金所登山口を出発し、10時に三方岩岳に到着しました。
三方岩岳山頂から、の野谷荘司山を目指して歩きます。
途中に帰り道(下り)の「鶴平新道」分岐がありますが、一旦通過します。
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はるか下界に馬狩料金所が見えています。
ズームで撮影しているので近そうですが1000mも下です。
入り口からの登山道がくっきりと写っています。
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11時13分
鶴平新道の尾根道が見えてきました。
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少し新道へと入り、景色を楽しみます。
気さくな女性の方が声をかけてくれました。
「もう少しだけ下ると○×▲(聞き取れなかった)が綺麗に見えますよ」
「そうですか〜、あ、でもここを下って帰るので(今は)ここまでで・・(笑」
マイナーな低山ばかりだったせいか、山歩きで人と話をすることがまず無く、しどろもどろでした。
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眼下に御母衣ダム。
日本屈指のロックフィルダム(コンクリートのアーチ式ではなく、岩石や土砂を積み上げたダム)である。
ダム建設にあたり、沈んでしまうのを惜しまれて移植された「荘川桜」が有名です。
ダム近くにある「MIBOROダムサイドパーク 御母衣電力館・荘川桜記念館」でダムの歴史を知ることができます。
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11時37分
野谷荘司山山頂に到着です。
このあたりは少しだけ広場となり、10名ほどならどうにかこうにか邪魔にならずに座るスペースがあります。
ただし、腰掛けたりするような快適な場所はありません。
こういう時には登山用の軽量なイスが欲しくなります。
持って来ていたおにぎりとカップ麺で昼食をとりました。
靴をぬいで足を投げ出して、といきたいところでしたが、そこまでくつろぐことはできませんでした。
先ほど声をかけてくれた女性も連れの方と昼食をとっていました。
「料金所から登って来たんですか、今度2、3泊で縦走しようと思ってるんですが、最後の下りが嫌になるって聞いたんですよ。どうでしたか?」
「いやもう、ほんと大変だと思いますよ、最初1時間くらいはとくにしんどかったです」
縦走とか僕たちとは次元が違うのですがね。
ちなみに登ってきた馬狩料金所からの登山道は、まだましだったと鶴平新道で気づくこととなる。
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12時27分
疲労困憊でもあり、1時間ほどの昼食となりました。
来た道を戻り、鶴平新道へ向かいます。
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真ん中に見えている広いところがトヨタの保養所でしょうか。
あそこまで下ります。
その右上に白川郷が見えています。
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白川郷
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劔岳・立山連峰
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鶴平新道
三方岩岳山頂より馬狩荘司山・野谷荘司山と、尾根の縦走路は木々もきっぱりと色づいていて紅葉を堪能できました。
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野谷荘司山から三方岩岳の方へ少し戻り、鶴平新道を下ります。
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今回の三方岩岳〜野谷荘司山は崖の上を歩くような場所や、崩れて山肌が禿げ上がっているところも多々ありました。
道も広いとはいえないので細心の注意を必要としました。
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下り始めた鶴平新道は尾根付近でとくにザレていてやや怖かったのですが、ふと立ち止まり周囲の山々を見渡します。
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同じ高さで線を引いたように紅葉しているのが興味深いです。
粉を降ったようなこの紅葉が、里の方へと下りていくのですね。
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来た道を振り返ると秋ど真ん中に居たことがよくわかります。
右が三方岩岳、左が野谷荘司山方向の尾根道です。
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13時00分
12時半に野谷荘司山の山頂を後にし、鶴平新道へ。
途中「赤頭山(アカズコヤマ・アカズヤマ)1602m」と書かれている札がありました。
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秋のトンネル
紅葉まっさかりの矮小樹木からまだ緑の色濃いブナ林へと景色は変化していきます。
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馬狩料金所からの登山道もなかなかしんどいなと感じましたが甘かったです。
鶴平新道、はたして登山道なのでしょうか。
ひたすら斜面を下ります。
尾根付近ではこちら側から登ってこられた家族とすれ違いました。
確か小学生低学年ほどの子供がいたようですが、この斜面としか言いようがない登山道を登って来たはずです。
下ろうとしてUターンしてきたのではないか?と疑ってしまいます。
膝への負担、太ももの悲鳴に耳を塞ぎつつひたすら下ります。
驚いたことに、後ろから年配のご夫婦が僕たちを抜いていきました。
1本ずつストックを持ち、岩と土、木の根の斜面を滑り下りていきます。
本当にズルズルと滑る音を立てながらさっさと消えてしまいました。
経験、技術のなせるわざなのでしょうが、とても真似できそうにありません。
確かに、ふんばらずに滑る方が膝などへの負担は軽減されるように思いますが、とても怖くてできません。
感服しました。
・・・真似はしませんけどね?
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15時00分
鶴平新道登山口まで下って来ました。
山頂から2時間半、これまでになく苦痛でした。
ここからは道路をトヨタ自然学校方向へと歩き、馬狩料金所まで歩くだけです。
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15時28分
馬狩料金所が見えて来ました。
帰れてよかった。
7時00分 馬狩料金所
10時00分 三方岩岳山頂
11時30分 野谷荘司山(昼休憩約40分)
12時30分 鶴平新道分岐
15時00分 鶴平新道登山口
15時30分 馬狩料金所
疲労困憊の山歩きでした。
車に到着してからは靴を脱ぎ捨て、しばし茫然自失のていでした。
1リットルほど持って行っていた飲み物は下山途中には飲みきってしまいました。
保冷ボックスから取り出して飲んだウィルキンソン炭酸水の美味しかったこと。
この後は白川郷へと車を走らせ「白川郷の湯」にて温泉につかりました。
看板も目立つことはなく、駐車場も狭めなので穴場的な温泉だと思われます。
にもかかわらず、川を眺めることのできる露天や、ジェットバスと疲れを癒すには十分素敵な温泉施設でした。
温泉につかり、ようやく落ち着いてその日の山歩きをふりかえった時、疲れたなあきつかったなあと思う反面、また山に登りたいなという気持ちが湧き上がって来ます。
不思議なものですよね。
・・・トレッキングポールは早めに買うつもりです。
次回は雨天を避けて福井の山へ!
午前7時に馬狩料金所登山口を出発し、10時に三方岩岳に到着しました。
三方岩岳山頂から、の野谷荘司山を目指して歩きます。
途中に帰り道(下り)の「鶴平新道」分岐がありますが、一旦通過します。
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はるか下界に馬狩料金所が見えています。
ズームで撮影しているので近そうですが1000mも下です。
入り口からの登山道がくっきりと写っています。
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11時13分
鶴平新道の尾根道が見えてきました。
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少し新道へと入り、景色を楽しみます。
気さくな女性の方が声をかけてくれました。
「もう少しだけ下ると○×▲(聞き取れなかった)が綺麗に見えますよ」
「そうですか〜、あ、でもここを下って帰るので(今は)ここまでで・・(笑」
マイナーな低山ばかりだったせいか、山歩きで人と話をすることがまず無く、しどろもどろでした。
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眼下に御母衣ダム。
日本屈指のロックフィルダム(コンクリートのアーチ式ではなく、岩石や土砂を積み上げたダム)である。
ダム建設にあたり、沈んでしまうのを惜しまれて移植された「荘川桜」が有名です。
ダム近くにある「MIBOROダムサイドパーク 御母衣電力館・荘川桜記念館」でダムの歴史を知ることができます。
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11時37分
野谷荘司山山頂に到着です。
このあたりは少しだけ広場となり、10名ほどならどうにかこうにか邪魔にならずに座るスペースがあります。
ただし、腰掛けたりするような快適な場所はありません。
こういう時には登山用の軽量なイスが欲しくなります。
持って来ていたおにぎりとカップ麺で昼食をとりました。
靴をぬいで足を投げ出して、といきたいところでしたが、そこまでくつろぐことはできませんでした。
先ほど声をかけてくれた女性も連れの方と昼食をとっていました。
「料金所から登って来たんですか、今度2、3泊で縦走しようと思ってるんですが、最後の下りが嫌になるって聞いたんですよ。どうでしたか?」
「いやもう、ほんと大変だと思いますよ、最初1時間くらいはとくにしんどかったです」
縦走とか僕たちとは次元が違うのですがね。
ちなみに登ってきた馬狩料金所からの登山道は、まだましだったと鶴平新道で気づくこととなる。
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12時27分
疲労困憊でもあり、1時間ほどの昼食となりました。
来た道を戻り、鶴平新道へ向かいます。
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真ん中に見えている広いところがトヨタの保養所でしょうか。
あそこまで下ります。
その右上に白川郷が見えています。
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白川郷
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劔岳・立山連峰
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鶴平新道
三方岩岳山頂より馬狩荘司山・野谷荘司山と、尾根の縦走路は木々もきっぱりと色づいていて紅葉を堪能できました。
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野谷荘司山から三方岩岳の方へ少し戻り、鶴平新道を下ります。
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今回の三方岩岳〜野谷荘司山は崖の上を歩くような場所や、崩れて山肌が禿げ上がっているところも多々ありました。
道も広いとはいえないので細心の注意を必要としました。
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下り始めた鶴平新道は尾根付近でとくにザレていてやや怖かったのですが、ふと立ち止まり周囲の山々を見渡します。
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同じ高さで線を引いたように紅葉しているのが興味深いです。
粉を降ったようなこの紅葉が、里の方へと下りていくのですね。
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来た道を振り返ると秋ど真ん中に居たことがよくわかります。
右が三方岩岳、左が野谷荘司山方向の尾根道です。
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13時00分
12時半に野谷荘司山の山頂を後にし、鶴平新道へ。
途中「赤頭山(アカズコヤマ・アカズヤマ)1602m」と書かれている札がありました。
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秋のトンネル
紅葉まっさかりの矮小樹木からまだ緑の色濃いブナ林へと景色は変化していきます。
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馬狩料金所からの登山道もなかなかしんどいなと感じましたが甘かったです。
鶴平新道、はたして登山道なのでしょうか。
ひたすら斜面を下ります。
尾根付近ではこちら側から登ってこられた家族とすれ違いました。
確か小学生低学年ほどの子供がいたようですが、この斜面としか言いようがない登山道を登って来たはずです。
下ろうとしてUターンしてきたのではないか?と疑ってしまいます。
膝への負担、太ももの悲鳴に耳を塞ぎつつひたすら下ります。
驚いたことに、後ろから年配のご夫婦が僕たちを抜いていきました。
1本ずつストックを持ち、岩と土、木の根の斜面を滑り下りていきます。
本当にズルズルと滑る音を立てながらさっさと消えてしまいました。
経験、技術のなせるわざなのでしょうが、とても真似できそうにありません。
確かに、ふんばらずに滑る方が膝などへの負担は軽減されるように思いますが、とても怖くてできません。
感服しました。
・・・真似はしませんけどね?
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15時00分
鶴平新道登山口まで下って来ました。
山頂から2時間半、これまでになく苦痛でした。
ここからは道路をトヨタ自然学校方向へと歩き、馬狩料金所まで歩くだけです。
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15時28分
馬狩料金所が見えて来ました。
帰れてよかった。
7時00分 馬狩料金所
10時00分 三方岩岳山頂
11時30分 野谷荘司山(昼休憩約40分)
12時30分 鶴平新道分岐
15時00分 鶴平新道登山口
15時30分 馬狩料金所
疲労困憊の山歩きでした。
車に到着してからは靴を脱ぎ捨て、しばし茫然自失のていでした。
1リットルほど持って行っていた飲み物は下山途中には飲みきってしまいました。
保冷ボックスから取り出して飲んだウィルキンソン炭酸水の美味しかったこと。
この後は白川郷へと車を走らせ「白川郷の湯」にて温泉につかりました。
看板も目立つことはなく、駐車場も狭めなので穴場的な温泉だと思われます。
にもかかわらず、川を眺めることのできる露天や、ジェットバスと疲れを癒すには十分素敵な温泉施設でした。
温泉につかり、ようやく落ち着いてその日の山歩きをふりかえった時、疲れたなあきつかったなあと思う反面、また山に登りたいなという気持ちが湧き上がって来ます。
不思議なものですよね。
・・・トレッキングポールは早めに買うつもりです。
次回は雨天を避けて福井の山へ!