奈良へ越して来たのは良いが、交通の便が格段に悪くなり山が遠い。
車があればどうということもないけれど、買う予定は今のところない。
この日は山へ行く準備をしていたけれど、ちょっとしたトラブル(バッグにお茶をぶちまける)で取り止めになった。
でも、どこか遊びに行きたかったので京都の宇治に向かった。
ちょうど紅葉シーズンであったし、京都といえど、宇治ならばそう混雑も考えにくい。
「茶寮都路里」や「ぎおん小森」でパフェを食べるのも魅力的だったけれど、宇治ならばいくらもパフェ屋はあることだろう。
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JR宇治駅に到着。
宇治といえばお茶。ほのかに、お茶の香りがただよっている気がするから不思議だ。
目的も無くというのもなんなので、平等院鳳凰堂へと向かう。
事前の調べでは、9月末より大改修が始まり、平成26年までかかるとのこと。
その間、平等院にはシートがかぶせられて一切外観を見ることができない。残念至極。
それでも、平等院のいろいろな遺産を展示しているミュージアム鳳翔館がある。
実は今回の改修にともない入館料が半額の300円になっているのだ。いざ鳳翔館へ。
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駅前にはハイカーが大勢集合しつつあった。紅葉の季節、これから宇治の山奥にでも行くのだろう。
事前にほとんど調べていなかったので、なんとなく人の後について行く。
駅前の通りを渡り奥へと入ると「宇治橋通り商店街」だ。
まだ朝も早い事もあり、開いていないお店も多い商店街を宇治川の方へと歩く。
日曜市のような店舗(テントのあるフリーマーケットのよう)が道路の両脇で準備中。
手作りのアクセサリーや工芸品を並べている。
車の通行は普通にあるのでわりと危険な通りだ。
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途中のお店で茶だんごと栗大福を買う。もちろん美味い。
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「うじはし」の架かる宇治川へと出た。
「川が綺麗なところだな」という印象が、昔このあたりに仕事で来たことのあるぼくの印象だった。
再び来て、やっぱり清々しく美しい宇治川。川幅も広く、流れも速い。風の通り道として理想的な川だ。
宇治橋のたもとには紫式部の石像がある。
源氏物語54帖の最後10帖を「宇治十帖」と呼び、主人公光源氏の息子薫の君の活躍(?)が描かれている。
そういえばこれから向かう平等院鳳凰堂は、光源氏のモデルとなった源融の別荘だった時期がある。
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「宇治=お茶」のアピールよろしくな平等院表参道へ突入する。
とにかくお茶だらけだ。他のものは何も無いと言っても過言ではない。
茶だんご、茶そば、抹茶パフェにソフトクリーム。お茶・抹茶のオンパレードだ。
香ばしいほうじ茶の香りも道に流れている。
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綺麗なもみじもあちこちに。
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表参道を抜け、平等院に到着する。
真っ赤な大きな門の前で入館料が徴収される。
警備の人がいろいろ親切に説明をしてくれる。
なにせ「平等院鳳凰堂はシートがかぶされていて見れない」ということは警備の人も受付の人もはっきりと断言する。
世の中下調べをまったくしない人がいるみたいで、それを聞いてびっくりしている人もちらほら。
もとから見れないことを知っていたボクらは300円払ってちゃっちゃと入る。
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みごとに見れない。
シートがなければさぞや見応えがあったことだろう。
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まあとにかく鳳凰堂は見れないので紅葉を見る。
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そしてミュージアム鳳翔館へ。
館内は撮影禁止なので写真は無いが、
梵鐘(でっかい釣り鐘)や鳳凰堂中堂扉画(色が復元されたもの有り)、木造雲中供養菩薩像、
鳳凰(阿弥陀堂中堂の大棟の南北両端に据えられていた)みたいな国宝など超ド級の文化財が間近で見れる。
興味がある人からすれば、これで300円はお安い。
なによりミュージアム自体が、近代的な建造物なのに平等院にうまくとけ込んでいて好感が持てる。
低さとガラス張りの開放的な外観がそういった印象を抱かせるのだろうか。
シンプルだけれど、こんな建物を設計できる人を尊敬する。
(そういえば新国立競技場のデザインでは最終審査に11点が残り、その中でずばぬけて近未来的なデザインのものが選ばれていた。ああいった所のああいったものは、ああいうデザインが大変良いと思う。日本には近未来的なアーキテクチャが少な過ぎる)
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ん?ミュージアムにあった梵鐘のレプリカだろうか??
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ミュージアムも見終わり平等院の紅葉も堪能し、南門を出る。
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最勝院。
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不動堂。
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観音堂。
ここは観光客に人気がないのか、人がまったくいない。
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創建当時の本堂跡に建っている。重要文化財。
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平等院表参道へと戻って来た。
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ちょっと一休み。目をつけていた創業150年中村藤吉へ。
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駅の近くに本店があるけれど、こちら平等院店は旧菊屋萬碧楼の遺存建物として重要文化財的景観に指定されている。
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中はわりと広く、窓から宇治川が見える。
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うめ子は生茶ゼリー(本店では竹の容器に入っている)。
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ぼくは宇治きん冷やしぜんざいだ。
違いは抹茶の蜜が付いているかどうかだけ。
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宇治川は流れが早く、川幅もほどよく本当に美しい。
田舎で大きな川を見て育った人間だけれど、宇治川には感動を覚える。
人が作り出した芸術的な川だ。琵琶湖から流れ出る唯一の川は瀬田川・宇治川・淀川と1本の流れに3つの名前がある。
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長くなるけれど、其の二へと続く。
車があればどうということもないけれど、買う予定は今のところない。
この日は山へ行く準備をしていたけれど、ちょっとしたトラブル(バッグにお茶をぶちまける)で取り止めになった。
でも、どこか遊びに行きたかったので京都の宇治に向かった。
ちょうど紅葉シーズンであったし、京都といえど、宇治ならばそう混雑も考えにくい。
「茶寮都路里」や「ぎおん小森」でパフェを食べるのも魅力的だったけれど、宇治ならばいくらもパフェ屋はあることだろう。
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JR宇治駅に到着。
宇治といえばお茶。ほのかに、お茶の香りがただよっている気がするから不思議だ。
目的も無くというのもなんなので、平等院鳳凰堂へと向かう。
事前の調べでは、9月末より大改修が始まり、平成26年までかかるとのこと。
その間、平等院にはシートがかぶせられて一切外観を見ることができない。残念至極。
それでも、平等院のいろいろな遺産を展示しているミュージアム鳳翔館がある。
実は今回の改修にともない入館料が半額の300円になっているのだ。いざ鳳翔館へ。
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駅前にはハイカーが大勢集合しつつあった。紅葉の季節、これから宇治の山奥にでも行くのだろう。
事前にほとんど調べていなかったので、なんとなく人の後について行く。
駅前の通りを渡り奥へと入ると「宇治橋通り商店街」だ。
まだ朝も早い事もあり、開いていないお店も多い商店街を宇治川の方へと歩く。
日曜市のような店舗(テントのあるフリーマーケットのよう)が道路の両脇で準備中。
手作りのアクセサリーや工芸品を並べている。
車の通行は普通にあるのでわりと危険な通りだ。
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途中のお店で茶だんごと栗大福を買う。もちろん美味い。
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「うじはし」の架かる宇治川へと出た。
「川が綺麗なところだな」という印象が、昔このあたりに仕事で来たことのあるぼくの印象だった。
再び来て、やっぱり清々しく美しい宇治川。川幅も広く、流れも速い。風の通り道として理想的な川だ。
宇治橋のたもとには紫式部の石像がある。
源氏物語54帖の最後10帖を「宇治十帖」と呼び、主人公光源氏の息子薫の君の活躍(?)が描かれている。
そういえばこれから向かう平等院鳳凰堂は、光源氏のモデルとなった源融の別荘だった時期がある。
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「宇治=お茶」のアピールよろしくな平等院表参道へ突入する。
とにかくお茶だらけだ。他のものは何も無いと言っても過言ではない。
茶だんご、茶そば、抹茶パフェにソフトクリーム。お茶・抹茶のオンパレードだ。
香ばしいほうじ茶の香りも道に流れている。
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綺麗なもみじもあちこちに。
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表参道を抜け、平等院に到着する。
真っ赤な大きな門の前で入館料が徴収される。
警備の人がいろいろ親切に説明をしてくれる。
なにせ「平等院鳳凰堂はシートがかぶされていて見れない」ということは警備の人も受付の人もはっきりと断言する。
世の中下調べをまったくしない人がいるみたいで、それを聞いてびっくりしている人もちらほら。
もとから見れないことを知っていたボクらは300円払ってちゃっちゃと入る。
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みごとに見れない。
シートがなければさぞや見応えがあったことだろう。
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まあとにかく鳳凰堂は見れないので紅葉を見る。
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そしてミュージアム鳳翔館へ。
館内は撮影禁止なので写真は無いが、
梵鐘(でっかい釣り鐘)や鳳凰堂中堂扉画(色が復元されたもの有り)、木造雲中供養菩薩像、
鳳凰(阿弥陀堂中堂の大棟の南北両端に据えられていた)みたいな国宝など超ド級の文化財が間近で見れる。
興味がある人からすれば、これで300円はお安い。
なによりミュージアム自体が、近代的な建造物なのに平等院にうまくとけ込んでいて好感が持てる。
低さとガラス張りの開放的な外観がそういった印象を抱かせるのだろうか。
シンプルだけれど、こんな建物を設計できる人を尊敬する。
(そういえば新国立競技場のデザインでは最終審査に11点が残り、その中でずばぬけて近未来的なデザインのものが選ばれていた。ああいった所のああいったものは、ああいうデザインが大変良いと思う。日本には近未来的なアーキテクチャが少な過ぎる)
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ん?ミュージアムにあった梵鐘のレプリカだろうか??
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ミュージアムも見終わり平等院の紅葉も堪能し、南門を出る。
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最勝院。
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不動堂。
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観音堂。
ここは観光客に人気がないのか、人がまったくいない。
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創建当時の本堂跡に建っている。重要文化財。
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平等院表参道へと戻って来た。
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ちょっと一休み。目をつけていた創業150年中村藤吉へ。
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駅の近くに本店があるけれど、こちら平等院店は旧菊屋萬碧楼の遺存建物として重要文化財的景観に指定されている。
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中はわりと広く、窓から宇治川が見える。
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うめ子は生茶ゼリー(本店では竹の容器に入っている)。
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ぼくは宇治きん冷やしぜんざいだ。
違いは抹茶の蜜が付いているかどうかだけ。
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宇治川は流れが早く、川幅もほどよく本当に美しい。
田舎で大きな川を見て育った人間だけれど、宇治川には感動を覚える。
人が作り出した芸術的な川だ。琵琶湖から流れ出る唯一の川は瀬田川・宇治川・淀川と1本の流れに3つの名前がある。
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長くなるけれど、其の二へと続く。
最近は、こちらはちょっと動くと頭痛→薬という毎日なので、車で清荒神さんで秋を堪能・終了です(そして頭痛~)。
あ、うめ子さんが山以外でパンツ姿。珍しいですね。
中村富士吉本店、私も今年行き、うめ子さんと同じのいただきました。うましですよね。
10円玉鳳凰堂、観れなくて残念でしたね。NHKが10円以上前にやってた番組(DVDになってると思います)、すごくよかったですよ~。当時の技法を再現し、色も再現してるような内容なんですけど。
ほんと、素敵ですね。どの季節に行ってもいいところですね。しかしもうすんごく寒いんでしょうね・・・。
頭痛は嫌ですね。でも今は安静にしとかないといけない時期では。
清荒神、ボクらも行く候補にあがってたんですが今回はパスしましたー。銀杏大好物だから買いたかった。
中村藤吉はぽちこさんが美味でしたって書いてたから行ったんですよ!伊藤ではぽちこさんが麺類食べたのを参考にパフェ食べるつもりだったんですが、人が多くて止めました。
鳳凰堂は見たかったですが、まあミュージアムもそこそこ良かったです。