少し前になるけれど、鞍馬から薬王坂、三又岳、天ヶ岳を経て大原へと出るコースを歩いてきた。
8時18分 叡山電鉄鞍馬駅
出町柳駅から、叡山電車に乗り鞍馬へ。
叡山電車は終日ワンマン運転で走っている乗降の際に注意の必要な電車だ。
ボクはいちど、スリーデイズのカードを通さずに乗ってしまいヒヤリとしたことがある。
結局、改札のある駅間だったので問題はなかったのだけれど。
さて終着の鞍馬駅下車。お寺のような、木造のレトロな駅だ。
構内には、昔のものか、車輪と電車の頭が展示されている。
出入り口の引き戸を開け外へ出ると、左手に大きな赤い顔が出現する。
天狗だ。日本人なら誰でも「あ、天狗だ」とわかる、赤く、逞しく、鼻の長い天狗の顔。
鞍馬といえば鞍馬天狗なのだろう。
牛若丸(源義経)がここで天狗と修行した話はあまりにも有名だ。
それにしても、りっぱというか、存在感があり、目立つ。
待ち合わせの目印としては間違えようがなさそうだ。
「鞍馬駅の天狗の鼻の下で!!」
駅からは東へ出て、道路を左へ。
道なりに歩く。
鞍馬寺の前を何事もなく通過する。
鞍馬山の南斜面に位置するこのお寺は、天台宗から独立し、鞍馬弘教総本山となっている。
8時26分 分岐
しばらくして小さな道標を発見した。
ここから右折し、鞍馬川を渡り八幡宮へと向かう。
8時32分 八幡宮
八幡宮の前を左へと進むと、どこかで見たことのある道標が現れる。
なるほど、ここは東海自然歩道の一部なのだ。
道標に従い、薬王坂(0.4km)へと向かう。
この日(3月27日)もまだまだ寒さは残っており、ちらほらとツララや、
日陰には残雪も見かけられる。
ここが薬王坂なのか、やや急な坂をグイグイと上る。
体が温まってきたところで上着を脱いでしまう。
よほどの高山でもないと、行動している限り薄着でも大丈夫だ。
途中、落石に注意の看板がある。
落ちてしまった大きな岩に注意するものなのか、これから落ちてくるかもしれない石に注意するものなのか、
どちらも注意するべきなのだろうなと、あまり意味のない事を考えたりしながら進む。
8時47分 天ヶ岳分岐
ここからは東海自然歩道と別れる。そのまま自然歩道を進めば静原の集落に行き着くようだ。
ボク達はここで左へと折れ、さらに上る。
多少の残雪がある。わりと緩やかな道をアップダウンを繰り返しながら進む。
9時16分 大岩
道に大きな岩がデデーンと転がっている。
ここに不自然に在るからには、この岩が転がり落ちてきた瞬間があるはずだ。
そんな時に遭遇してしまったら、と思うとゾッとする。たぶん立ちすくんで、動くことは出来ないだろうなぁ。
9時19分 道標(分岐ではない) 9時30分 三角点(525m)
大岩からやや急な坂を上りきると、525m地点の三角点がある。
三等三角点で、今回のコースで三角点に出会うのはここだけとなる。
三角点からはゆるやかな下りとなり、やや右方向へと曲がりつつ進む。
あたりにはスギが植林されている。
9時37分 分岐
スギ林の先に分岐があり、左(北東)へと進む。
ここからも静原へと下ることができるようだ。
気持ちのいい尾根道を歩く。
山腹をまくようにして進み、そのまま上りとなる。
この辺りで、どこかの高校だろうか山岳部の集団と遭遇する。
大きな荷物を持って頑張っている。若いなぁ。いったいどこから上って来たのだろうか。
そうこうしているうちに、三又岳に到着してしまう。
時間は9時56分。三又岳の標高は560mとなっていた。
左手は展望が開け、モコモコとした山並が見えている。
周囲にはアセビの木が多く茂り、そろそろ花が開きはじめているようだ。
奇麗な花を咲かせるアセビだが、有毒植物なので鹿の食害にあわない。
冬の山歩きでもっとも目立つ樹木ではないだろうか。
途中、バキッと折れている木。松食い虫によるものだろうか。
うめ子がなにやら説明顔だが、いつものようにただのポーズだ。
標高600mあたりになるだろうか、ここまで来ると充分に積雪がある。
もちろん、ズボズボと膝まで入ってしまうようなものではないけれど。
道はなだらかに、しかし確実に天ヶ岳に向い上りとなる。
10時30分頃、左手前方には赤と白の鉄塔が見えていた。
このあたりは急な上りが続く。
わりと天気良く、見上げると爽快な空。木々の枝についた雪が映える。
10時44分 ヒノキ林
あっという間に通過してしまうが、ヒノキの植林地を進む。
雪で足下が悪く、うめ子がズルッと足を滑らせた瞬間が撮影されている。
いっきに上りきる。
やや平たんな道へと出た。あと少しで天ヶ岳だ。
11時00分 天ヶ岳山頂
広々とした山頂、辺り一面真っ白く雪に覆われている。
天気もよく、風も無く、時間も申し分なく、ここでお昼休憩をとることにした。
それでは次回【天ヶ岳 其の二 完】に続く。まったねー。
8時18分 叡山電鉄鞍馬駅
出町柳駅から、叡山電車に乗り鞍馬へ。
叡山電車は終日ワンマン運転で走っている乗降の際に注意の必要な電車だ。
ボクはいちど、スリーデイズのカードを通さずに乗ってしまいヒヤリとしたことがある。
結局、改札のある駅間だったので問題はなかったのだけれど。
さて終着の鞍馬駅下車。お寺のような、木造のレトロな駅だ。
構内には、昔のものか、車輪と電車の頭が展示されている。
出入り口の引き戸を開け外へ出ると、左手に大きな赤い顔が出現する。
天狗だ。日本人なら誰でも「あ、天狗だ」とわかる、赤く、逞しく、鼻の長い天狗の顔。
鞍馬といえば鞍馬天狗なのだろう。
牛若丸(源義経)がここで天狗と修行した話はあまりにも有名だ。
それにしても、りっぱというか、存在感があり、目立つ。
待ち合わせの目印としては間違えようがなさそうだ。
「鞍馬駅の天狗の鼻の下で!!」
駅からは東へ出て、道路を左へ。
道なりに歩く。
鞍馬寺の前を何事もなく通過する。
鞍馬山の南斜面に位置するこのお寺は、天台宗から独立し、鞍馬弘教総本山となっている。
8時26分 分岐
しばらくして小さな道標を発見した。
ここから右折し、鞍馬川を渡り八幡宮へと向かう。
8時32分 八幡宮
八幡宮の前を左へと進むと、どこかで見たことのある道標が現れる。
なるほど、ここは東海自然歩道の一部なのだ。
道標に従い、薬王坂(0.4km)へと向かう。
この日(3月27日)もまだまだ寒さは残っており、ちらほらとツララや、
日陰には残雪も見かけられる。
ここが薬王坂なのか、やや急な坂をグイグイと上る。
体が温まってきたところで上着を脱いでしまう。
よほどの高山でもないと、行動している限り薄着でも大丈夫だ。
途中、落石に注意の看板がある。
落ちてしまった大きな岩に注意するものなのか、これから落ちてくるかもしれない石に注意するものなのか、
どちらも注意するべきなのだろうなと、あまり意味のない事を考えたりしながら進む。
8時47分 天ヶ岳分岐
ここからは東海自然歩道と別れる。そのまま自然歩道を進めば静原の集落に行き着くようだ。
ボク達はここで左へと折れ、さらに上る。
多少の残雪がある。わりと緩やかな道をアップダウンを繰り返しながら進む。
9時16分 大岩
道に大きな岩がデデーンと転がっている。
ここに不自然に在るからには、この岩が転がり落ちてきた瞬間があるはずだ。
そんな時に遭遇してしまったら、と思うとゾッとする。たぶん立ちすくんで、動くことは出来ないだろうなぁ。
9時19分 道標(分岐ではない) 9時30分 三角点(525m)
大岩からやや急な坂を上りきると、525m地点の三角点がある。
三等三角点で、今回のコースで三角点に出会うのはここだけとなる。
三角点からはゆるやかな下りとなり、やや右方向へと曲がりつつ進む。
あたりにはスギが植林されている。
9時37分 分岐
スギ林の先に分岐があり、左(北東)へと進む。
ここからも静原へと下ることができるようだ。
気持ちのいい尾根道を歩く。
山腹をまくようにして進み、そのまま上りとなる。
この辺りで、どこかの高校だろうか山岳部の集団と遭遇する。
大きな荷物を持って頑張っている。若いなぁ。いったいどこから上って来たのだろうか。
そうこうしているうちに、三又岳に到着してしまう。
時間は9時56分。三又岳の標高は560mとなっていた。
左手は展望が開け、モコモコとした山並が見えている。
周囲にはアセビの木が多く茂り、そろそろ花が開きはじめているようだ。
奇麗な花を咲かせるアセビだが、有毒植物なので鹿の食害にあわない。
冬の山歩きでもっとも目立つ樹木ではないだろうか。
途中、バキッと折れている木。松食い虫によるものだろうか。
うめ子がなにやら説明顔だが、いつものようにただのポーズだ。
標高600mあたりになるだろうか、ここまで来ると充分に積雪がある。
もちろん、ズボズボと膝まで入ってしまうようなものではないけれど。
道はなだらかに、しかし確実に天ヶ岳に向い上りとなる。
10時30分頃、左手前方には赤と白の鉄塔が見えていた。
このあたりは急な上りが続く。
わりと天気良く、見上げると爽快な空。木々の枝についた雪が映える。
10時44分 ヒノキ林
あっという間に通過してしまうが、ヒノキの植林地を進む。
雪で足下が悪く、うめ子がズルッと足を滑らせた瞬間が撮影されている。
いっきに上りきる。
やや平たんな道へと出た。あと少しで天ヶ岳だ。
11時00分 天ヶ岳山頂
広々とした山頂、辺り一面真っ白く雪に覆われている。
天気もよく、風も無く、時間も申し分なく、ここでお昼休憩をとることにした。
それでは次回【天ヶ岳 其の二 完】に続く。まったねー。