【魚谷山(京都北山) 其の一】
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滝谷峠から好展望の稜線へと出る。
ウォッちずでP760mとなっているところだ。
ここから地図上で京都市の区界線(左京区/右京区)に向かい、それに沿って歩く。
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10時45分 P760m付近
以前、魚谷山へ来たボクたちに、山頂で出会ったおじさんが教えてくれたルートだ。
高原地図の赤いルート線、それらだけを見ていたボクたちではここへ来る事はなかった。
期待していたほど積雪はなかったが、それでも十分満足できる。
好天にも恵まれ、遠くまで見渡せた。
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昼休憩もここでとることを予定していたが、わりあいに風が強く、先へと進み落ち着いた場所を探す。
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11時05分~11時48分 昼休憩
滝谷峠から1時間ほど。ようやくお昼ご飯だ。
いつもの鍋うどんにおむすび。温かい汁ものが体にしみる。
腹もふくれ、キビキビと片付けて出発だ。
ここから先、道はわかりやすく柳谷峠まではすぐだろう-----そう思っていた。
展望を楽しみつつ、樹林帯へと入る。
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トレースのない真っ白な雪原を歩く。
柳谷峠は、魚谷山(三角点816.2m)の北東にあり、
区界線と滝谷峠から魚谷峠へと向かうルートの交わる所だ。
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下った鞍部に、「柳谷・魚谷峠/芹生」と書かれたブリキ板が目についた。
-------ここが柳谷峠だったろうか?
この下った場所が柳谷峠のはずだったが、どうも違うようだ。
しばらく歩くも、想像していたルートとまったく一致しない。
今どのあたりにいるのかもよくわからない。
まさか間違うと思ってもいなかったので、かなり動揺してしまう。
地形図をいくら見ても、現在地がわからない。
しかたなくルート判断がボクに託され、谷筋を下る決断をする。
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迷ったら稜線へ出た方が良い-----とは聞いたことがあるが、上る気力より下る誘惑が強い。
------なるほど、遭難ってこういう感じか。
内心ひやひやとしながら、急な斜面を無理をして下る。
足下から固まりとなって跳ねた雪が、コロコロと雪面を転がり落ちる。
もちろんトレースなど、どこにもない。あちらこちらへルート確認に歩く。
ボクたちの歩いた跡がトレースとして残るのは、はなはだ恥ずかしく、
それを辿った方には迷惑をかけたかもしれない。
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地形図から判断し、だいたいの場所を把握。
とにかく今西錦司さんのレリーフのあった谷合いの道へと出るはずだと、
勘だけを頼りに突き進む。
沢沿いまで下りると雪も浅く、ワカンがガシガシ岩にあたる-----が、あまり気にせずに歩く。
しばらく歩いても、谷にいるかぎり見通しが悪い。
様子を見に、先行して進んでいると、前方に建築物が見えてきた。
---------助かったあ。
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13時06分 北山荘
北山荘の裏手に到着する。
以前から名前は聞いていた北山荘だが、ここにあったとは知らなかった。
とりあえず、山荘があることで安心したボクたちは、
そのまま山荘前の沢沿いの道を進む。
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13時12分 魚谷山への道標
上の写真ではわかりにくいので、2010年12月のこの付近写真↓
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ここが分岐となり、今回のボクたちは右側からこの道標まで来た
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13時13分 今西錦司氏レリーフ
前回来た時には、うめ子が見逃してしまったレリーフ。
まだ現物を見た事のないうめ子は、この時も右手の深い雪の中にレリーフがあるものと思っていた。
そうではなく、上の岩にレリーフが埋め込まれているのだと、説明する。
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雪を落とし、露になる今西錦司氏
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2010年12月のこの付近
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道標のあたりからはトレースがあり、安心して歩く事が出来た。
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13時34分 砂防ダム
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砂防ダムからすぐに分岐。
直谷の方へは行かず、滝谷峠に向かって歩く。
滝谷峠を過ぎると、あとはもと来た道を歩いて帰る。
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14時53分 樋ノ水峠分岐
朝は8時40分にここを通過している。
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15時08分 大岩への分岐
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15時21分 貴船駅分岐
二ノ瀬ユリを歩き、42番の杭(滝谷峠まで4.2km)の所まで来た。
ここはエスケープルートで、左手の急な斜面を下ると貴船口駅に至る。
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確かに道標に「至 貴船口駅」とある
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15時30分
道路へと出た。貴船口駅はすぐそこだ。
漸くここまで辿り着く事が出来た。
つまるところ、やや道迷いはあったものの、楽しい山歩きだった------ということか。
今回のことを教訓にし、もう少し読図を勉強しようと思った我が家であった。
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貴船川で汚れを洗い清めて帰る。
7時21分 二ノ瀬駅
8時40分 樋ノ水峠
9時57分 滝谷峠
10時45分 P760m(稜線)
11時05分~11時48分 昼休憩
13時06分 北山荘
14時53分 樋ノ水峠分岐
15時30分 貴船口駅近く
それじゃあ、またねー。
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滝谷峠から好展望の稜線へと出る。
ウォッちずでP760mとなっているところだ。
ここから地図上で京都市の区界線(左京区/右京区)に向かい、それに沿って歩く。
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10時45分 P760m付近
以前、魚谷山へ来たボクたちに、山頂で出会ったおじさんが教えてくれたルートだ。
高原地図の赤いルート線、それらだけを見ていたボクたちではここへ来る事はなかった。
期待していたほど積雪はなかったが、それでも十分満足できる。
好天にも恵まれ、遠くまで見渡せた。
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昼休憩もここでとることを予定していたが、わりあいに風が強く、先へと進み落ち着いた場所を探す。
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11時05分~11時48分 昼休憩
滝谷峠から1時間ほど。ようやくお昼ご飯だ。
いつもの鍋うどんにおむすび。温かい汁ものが体にしみる。
腹もふくれ、キビキビと片付けて出発だ。
ここから先、道はわかりやすく柳谷峠まではすぐだろう-----そう思っていた。
展望を楽しみつつ、樹林帯へと入る。
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トレースのない真っ白な雪原を歩く。
柳谷峠は、魚谷山(三角点816.2m)の北東にあり、
区界線と滝谷峠から魚谷峠へと向かうルートの交わる所だ。
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下った鞍部に、「柳谷・魚谷峠/芹生」と書かれたブリキ板が目についた。
-------ここが柳谷峠だったろうか?
この下った場所が柳谷峠のはずだったが、どうも違うようだ。
しばらく歩くも、想像していたルートとまったく一致しない。
今どのあたりにいるのかもよくわからない。
まさか間違うと思ってもいなかったので、かなり動揺してしまう。
地形図をいくら見ても、現在地がわからない。
しかたなくルート判断がボクに託され、谷筋を下る決断をする。
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迷ったら稜線へ出た方が良い-----とは聞いたことがあるが、上る気力より下る誘惑が強い。
------なるほど、遭難ってこういう感じか。
内心ひやひやとしながら、急な斜面を無理をして下る。
足下から固まりとなって跳ねた雪が、コロコロと雪面を転がり落ちる。
もちろんトレースなど、どこにもない。あちらこちらへルート確認に歩く。
ボクたちの歩いた跡がトレースとして残るのは、はなはだ恥ずかしく、
それを辿った方には迷惑をかけたかもしれない。
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地形図から判断し、だいたいの場所を把握。
とにかく今西錦司さんのレリーフのあった谷合いの道へと出るはずだと、
勘だけを頼りに突き進む。
沢沿いまで下りると雪も浅く、ワカンがガシガシ岩にあたる-----が、あまり気にせずに歩く。
しばらく歩いても、谷にいるかぎり見通しが悪い。
様子を見に、先行して進んでいると、前方に建築物が見えてきた。
---------助かったあ。
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13時06分 北山荘
北山荘の裏手に到着する。
以前から名前は聞いていた北山荘だが、ここにあったとは知らなかった。
とりあえず、山荘があることで安心したボクたちは、
そのまま山荘前の沢沿いの道を進む。
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13時12分 魚谷山への道標
上の写真ではわかりにくいので、2010年12月のこの付近写真↓
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ここが分岐となり、今回のボクたちは右側からこの道標まで来た
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13時13分 今西錦司氏レリーフ
前回来た時には、うめ子が見逃してしまったレリーフ。
まだ現物を見た事のないうめ子は、この時も右手の深い雪の中にレリーフがあるものと思っていた。
そうではなく、上の岩にレリーフが埋め込まれているのだと、説明する。
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雪を落とし、露になる今西錦司氏
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2010年12月のこの付近
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道標のあたりからはトレースがあり、安心して歩く事が出来た。
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13時34分 砂防ダム
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砂防ダムからすぐに分岐。
直谷の方へは行かず、滝谷峠に向かって歩く。
滝谷峠を過ぎると、あとはもと来た道を歩いて帰る。
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14時53分 樋ノ水峠分岐
朝は8時40分にここを通過している。
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15時08分 大岩への分岐
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15時21分 貴船駅分岐
二ノ瀬ユリを歩き、42番の杭(滝谷峠まで4.2km)の所まで来た。
ここはエスケープルートで、左手の急な斜面を下ると貴船口駅に至る。
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確かに道標に「至 貴船口駅」とある
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15時30分
道路へと出た。貴船口駅はすぐそこだ。
漸くここまで辿り着く事が出来た。
つまるところ、やや道迷いはあったものの、楽しい山歩きだった------ということか。
今回のことを教訓にし、もう少し読図を勉強しようと思った我が家であった。
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貴船川で汚れを洗い清めて帰る。
7時21分 二ノ瀬駅
8時40分 樋ノ水峠
9時57分 滝谷峠
10時45分 P760m(稜線)
11時05分~11時48分 昼休憩
13時06分 北山荘
14時53分 樋ノ水峠分岐
15時30分 貴船口駅近く
それじゃあ、またねー。