【三峰山(奈良・御杖村) 春の梅恵草ツアー其の一】
6時35分 みつえ青少年旅行村
7時11分 みつえ森林組合展望台
8時21分 三畝峠
8時36分 三峰山山頂
予想以上の好展望な八丁平より。
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8時49分 八丁平
わうっ!!バイケイソウ畑だ!!
アルカロイドの中心にて------------。
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ここまで繁茂していると壮観だ。
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充分にバイケイソウを堪能し八丁平の展望を心ゆくまで楽しみ、
新道ルートへと向かって下り始めることにした。
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バイケイソウや木々の間をカケスが飛んでいた。
これはこれで、とても美しい景色だ。
そういえば、うめ子がウグイスに体色の似た鳩のような鳥を目撃しているのだけれど、
アオバトという鳥だったのだろうか。えらく綺麗なオリーブ色の鳥だったようだ。
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八丁平から5分も歩いた所だったろうか、高見山の山容が見られるポイントを通過する。
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赤土の露出している所が、うめ子がのん気に覗き込んでいた崩落個所だろうか。
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2011年10月16日 高見山(中央やや右上にうめ子)
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8時58分 三畝峠
往路でも通った三畝峠を越えて新道ルートへと入る。
お昼ご飯というのも変な時間だけれど、そろそろお腹も減ってきていた。
三峰山頂や八丁平ではわりに強風で、のんびり敷物を広げられるような場所が無かった。
登山道の脇、一段下がった適当な場所を見つけ昼休憩とする。
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9時10分~9時48分 昼休憩
持って来たキノコを油で炒め、軽く塩をしてからパスタに絡めて食べた。
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クリームスープに入れたパスタ、キノコとの相性は抜群だ。
さて、食事を終えコーヒーを飲みくつろいでいると、エンレイソウが目に入った。
そういえばこれもサポニンを含む毒草と呼ばれる植物だ。
他にホウチャクソウやチゴユリなんかも毒性がある。
さらに驚く事に、山菜として有名なニリンソウ。実は有毒植物である。
キンポウゲ科の植物は有毒なものがほとんどだけれど、類に漏れずニリンソウにも若干ながら有毒成分がある。
おひたしなど、熱を加えると問題ないようだけれど、生で食べてみるだとか、大量に摂取するのはよしたがよい。
トリカブトに似ているから鹿の食害に遭わないのかな??
なんて考えていたけれど、道理で綺麗な花を咲かせているわけなのだ。
---------------可愛い花には毒がある。
そして笑えるくらい、鹿は毒草をだけを食べ残す。
お腹がくちくなったところで、尾根道を新道峠へと向かう。
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10時25分 新道峠
道標に「中央構造線2300m」とあるが、はっきりと断層地形でも見えるのだろうか。
まだ時間もあることだし、白髪峠への稜線をしばらく進んでみることにした。
キノコを探したり、トリカブトを観察したり、ブラブラする。
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カワチブシ(キンポウゲ科トリカブト属)
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茹でてしまうと苦みも和らぐ為、ニリンソウなどと間違えて食べてしまうことがある。
地域や個体によって毒の強弱はあるようだけれど、この生えている2~3本でも食べたら死ねるくらい猛毒だ。
解毒剤は無い。
広々とした天然林の中をしばらくウロついて、新道峠へと引き返した。
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10時45分 新道峠
ここから新道ルートを通り、みつえ青少年旅行村へと下る。
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谷に合流する。
水が湧き出していた。ここから川の流れが始まっているのだ。
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しばらく谷川沿いに歩く。
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ニリンソウは花が咲いていなければ、本当にトリカブトと判別しにくい。
夏、トリカブトはやや丈が高くなるので分かり易い。
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10時53分 道標・獣避けネット
左手の斜面にずっと獣避けのネットが張られていたが、ここでネットを跨ぐ。
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若葉の間からみつえ高原牧場。
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コシアブラ(ウコギ科ウコギ属)
タラノキ(たらの芽)やウド同様に山菜として有名だ。
苦みのある山菜はとりあえず天ぷらにして食べるが良い。
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11時18分 新道ルート登山口
新道ルートの登山口に着いた。近くに作業小屋と砂防ダムがあった。
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新緑。
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ブナの若葉。
そういえば、三峰山から高見山へ至る(新道峠付近など)あたりにあるブナの原生林は、
この辺りの山では珍しいようだ。
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11時30分 小屋
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ハタケシメジ
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チゴユリ(学名:Disporum smilacinum)
花言葉は「純潔」「恥ずかしがり屋」だとか。
そういえば、今年はミヤマカタバミを見てないなあ。少し残念。
植林の林床など、山歩きをしているとどこでも見ることができるけれど、好きだなあの花。
(途中で蕾みは見かけたけれど、咲いている花は無かった)
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道路途中、沢から水が溢れていた。
綺麗な流れで靴を洗う。
道路脇の沢には丸太が置いてあったけれど、イスにして靴を洗うのに丁度良かった。
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綺麗な水の流れを見ると、いつもワサビとウワバミソウ(ミズ・ミズナ)を探す。
今のところ、はっきりと見つけた事が無い。
この日もウワバミソウらしきものを遠くに見たけれど、はっきり確認出来ずじまい。
ウワバミソウ食べたい。
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11時58分 橋の跡
ここから右岸へと渡ることができたようだけれど、昨年の台風で流されたようだ。
まだ復旧されていない。
ここを渡りしばらく歩くと往路の登尾ルートに合流するようだ。
道の脇にオオバギボウシが生えていたので写真を撮っていたら、どこから現れたのか男性1名に声をかけられる。
お互いドキッとしたのだろう「コンチハ」とひと声かけてぎこちなく距離を保って歩く。
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オオバギボウシ(食)
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バイケイソウ(毒)
オオバギボウシは葉脈も平行で柔らかそうな感じ若葉は丸く、バイケイソウは蛇腹のような葉で若葉も折り畳まれているよう。
味もバイケイソウは苦い。
あまり間違える事は無さそうだ。これにギョウジャニンニクが加わるとまたややこしい。
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道路も途中からごっそりと流されている。アスファルトの残骸すら無い。
神末川の綺麗な流れからは想像もつかない。
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ガードレールの柱。
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ひっぺがされたガードレール。
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12時03分 みつえ青少年旅行村
旅行村まで帰ってきた。
早朝にここから登尾ルートへと歩いたわけだけれど、
ひとっこ一人居なかった朝とは違い、大勢の家族、子供達。
写真には撮っていないが、川にも公園にも子供子供。暖かかったせいもあり、川遊びなどしている。
びっくりするぐらいの人出だ。さすがゴールデンウィーク。
たぶんバンガローやキャンプ場も満員なのだろう。
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えらく長い滑り台もあった。でも、滑り台よりも川遊びが人気のようで、みな川の中で遊んでいた。
楽しそうだ。
久しぶりの2人の山歩きも終了。
6時35分にここみつえ青少年旅行村を出て、12時03分に帰って来た。
帰りには兜岳・鎧岳を見て、近くのダム湖を周る。この辺りは柱状節理が地形の特色のようだ。
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いつか上る。鎧岳(左)・兜岳(右)
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6時35分 みつえ青少年旅行村
7時11分 みつえ森林組合展望台
8時21分 三畝峠
8時36分 三峰山山頂
予想以上の好展望な八丁平より。
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8時49分 八丁平
わうっ!!バイケイソウ畑だ!!
アルカロイドの中心にて------------。
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ここまで繁茂していると壮観だ。
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充分に
新道ルートへと向かって下り始めることにした。
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バイケイソウや木々の間をカケスが飛んでいた。
これはこれで、とても美しい景色だ。
そういえば、うめ子がウグイスに体色の似た鳩のような鳥を目撃しているのだけれど、
アオバトという鳥だったのだろうか。えらく綺麗なオリーブ色の鳥だったようだ。
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八丁平から5分も歩いた所だったろうか、高見山の山容が見られるポイントを通過する。
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赤土の露出している所が、うめ子がのん気に覗き込んでいた崩落個所だろうか。
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2011年10月16日 高見山(中央やや右上にうめ子)
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8時58分 三畝峠
往路でも通った三畝峠を越えて新道ルートへと入る。
お昼ご飯というのも変な時間だけれど、そろそろお腹も減ってきていた。
三峰山頂や八丁平ではわりに強風で、のんびり敷物を広げられるような場所が無かった。
登山道の脇、一段下がった適当な場所を見つけ昼休憩とする。
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9時10分~9時48分 昼休憩
持って来たキノコを油で炒め、軽く塩をしてからパスタに絡めて食べた。
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クリームスープに入れたパスタ、キノコとの相性は抜群だ。
さて、食事を終えコーヒーを飲みくつろいでいると、エンレイソウが目に入った。
そういえばこれもサポニンを含む毒草と呼ばれる植物だ。
他にホウチャクソウやチゴユリなんかも毒性がある。
さらに驚く事に、山菜として有名なニリンソウ。実は有毒植物である。
キンポウゲ科の植物は有毒なものがほとんどだけれど、類に漏れずニリンソウにも若干ながら有毒成分がある。
おひたしなど、熱を加えると問題ないようだけれど、生で食べてみるだとか、大量に摂取するのはよしたがよい。
トリカブトに似ているから鹿の食害に遭わないのかな??
なんて考えていたけれど、道理で綺麗な花を咲かせているわけなのだ。
---------------可愛い花には毒がある。
そして笑えるくらい、鹿は毒草をだけを食べ残す。
お腹がくちくなったところで、尾根道を新道峠へと向かう。
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10時25分 新道峠
道標に「中央構造線2300m」とあるが、はっきりと断層地形でも見えるのだろうか。
まだ時間もあることだし、白髪峠への稜線をしばらく進んでみることにした。
キノコを探したり、トリカブトを観察したり、ブラブラする。
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カワチブシ(キンポウゲ科トリカブト属)
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茹でてしまうと苦みも和らぐ為、ニリンソウなどと間違えて食べてしまうことがある。
地域や個体によって毒の強弱はあるようだけれど、この生えている2~3本でも食べたら死ねるくらい猛毒だ。
解毒剤は無い。
広々とした天然林の中をしばらくウロついて、新道峠へと引き返した。
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10時45分 新道峠
ここから新道ルートを通り、みつえ青少年旅行村へと下る。
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谷に合流する。
水が湧き出していた。ここから川の流れが始まっているのだ。
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しばらく谷川沿いに歩く。
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ニリンソウは花が咲いていなければ、本当にトリカブトと判別しにくい。
夏、トリカブトはやや丈が高くなるので分かり易い。
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10時53分 道標・獣避けネット
左手の斜面にずっと獣避けのネットが張られていたが、ここでネットを跨ぐ。
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若葉の間からみつえ高原牧場。
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コシアブラ(ウコギ科ウコギ属)
タラノキ(たらの芽)やウド同様に山菜として有名だ。
苦みのある山菜はとりあえず天ぷらにして食べるが良い。
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11時18分 新道ルート登山口
新道ルートの登山口に着いた。近くに作業小屋と砂防ダムがあった。
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新緑。
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ブナの若葉。
そういえば、三峰山から高見山へ至る(新道峠付近など)あたりにあるブナの原生林は、
この辺りの山では珍しいようだ。
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11時30分 小屋
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ハタケシメジ
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チゴユリ(学名:Disporum smilacinum)
花言葉は「純潔」「恥ずかしがり屋」だとか。
そういえば、今年はミヤマカタバミを見てないなあ。少し残念。
植林の林床など、山歩きをしているとどこでも見ることができるけれど、好きだなあの花。
(途中で蕾みは見かけたけれど、咲いている花は無かった)
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道路途中、沢から水が溢れていた。
綺麗な流れで靴を洗う。
道路脇の沢には丸太が置いてあったけれど、イスにして靴を洗うのに丁度良かった。
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綺麗な水の流れを見ると、いつもワサビとウワバミソウ(ミズ・ミズナ)を探す。
今のところ、はっきりと見つけた事が無い。
この日もウワバミソウらしきものを遠くに見たけれど、はっきり確認出来ずじまい。
ウワバミソウ食べたい。
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11時58分 橋の跡
ここから右岸へと渡ることができたようだけれど、昨年の台風で流されたようだ。
まだ復旧されていない。
ここを渡りしばらく歩くと往路の登尾ルートに合流するようだ。
道の脇にオオバギボウシが生えていたので写真を撮っていたら、どこから現れたのか男性1名に声をかけられる。
お互いドキッとしたのだろう「コンチハ」とひと声かけてぎこちなく距離を保って歩く。
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オオバギボウシ(食)
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バイケイソウ(毒)
オオバギボウシは葉脈も平行で柔らかそうな感じ若葉は丸く、バイケイソウは蛇腹のような葉で若葉も折り畳まれているよう。
味もバイケイソウは苦い。
あまり間違える事は無さそうだ。これにギョウジャニンニクが加わるとまたややこしい。
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道路も途中からごっそりと流されている。アスファルトの残骸すら無い。
神末川の綺麗な流れからは想像もつかない。
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ガードレールの柱。
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ひっぺがされたガードレール。
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12時03分 みつえ青少年旅行村
旅行村まで帰ってきた。
早朝にここから登尾ルートへと歩いたわけだけれど、
ひとっこ一人居なかった朝とは違い、大勢の家族、子供達。
写真には撮っていないが、川にも公園にも子供子供。暖かかったせいもあり、川遊びなどしている。
びっくりするぐらいの人出だ。さすがゴールデンウィーク。
たぶんバンガローやキャンプ場も満員なのだろう。
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えらく長い滑り台もあった。でも、滑り台よりも川遊びが人気のようで、みな川の中で遊んでいた。
楽しそうだ。
久しぶりの2人の山歩きも終了。
6時35分にここみつえ青少年旅行村を出て、12時03分に帰って来た。
帰りには兜岳・鎧岳を見て、近くのダム湖を周る。この辺りは柱状節理が地形の特色のようだ。
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いつか上る。鎧岳(左)・兜岳(右)
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三峰山は樹氷ですよねー。やっぱり。
まだ高見山も三峰山にも樹氷を観には行けてないのですが、
機会があれば行ってみたいです。
あの景色も、冬に見ると凄そう。
僕とは逆のコースで行かれたみたいですね。
新道峠~山頂までのコースが1番スノーシューが
楽しかったことを覚えています。
僕が行った時は天気があまり良くなく八丁平からの
景色もほとんど見れず・・・
今年の冬も多分行くと思います。
今度は綺麗な樹氷も見てみたいですね