不破雷蔵 さんのお言葉として同感しましたのでコピペしました。
1.デイトレーディング
「デイトレ」とは「デイトレーディング」、いわゆる「一日で売買を終えて利益を確保する、短期間の株式・為替・先物取引」を意味するが、テレビや新聞、雑誌などを見ると「デイトレで億万長者に」の言葉が踊る。実際にデイトレで財を成した人もいるから信ぴょう性も高まる。しかし実際には普通の投資スタイルより損をする可能性が高く(一説にはデイトレーダーの90~95%は損益の面でマイナス、つまり損をしている)、ストレスも並大抵のものではない。
2.不動産の転売
不動産は単価が高いため、転売に成功すればばく大なお金が流れ込む。しかし現在の不動産市況や、プロの不動産屋ですら首が回らない状況を見れば、素人が手を出してどうにかなるものではないというのは容易に想像がつくはず。
3.外貨取引(外国為替証拠金取引、FX)
一般の金融商品取引以上に、外貨取引はエキサイティングなお金稼ぎの手段に見える。株のように銘柄選択もほとんど必要なく、レバレッジ(手持ちの資金に対してどれだけの割合で借入した上で売買できるか)を使えば自己資金の何倍もの利益も夢見ることができる。しかしその分リスクは高く、「何倍もの損失を現実のものとする」こともありえるという事実に注意しなければならない(もちろんロスカット=損切りをすれば話は別だが)。
4.オンラインのアンケート調査
アンケートに答えるとポイントを獲得できる、いわゆる「アンケートサイト」に片っ端から回答していくという手立てもある。しかし自分の意見は「不特定多数における匿名な一人」のものでしかなく、当然ながら報酬も極めて低い。時間割で計算すれば、「お金稼ぎ」として時間を消費するにはあまりにも非効率的なことが分かるはず。主催者側も「お金が欲しいからよく考えずに素早く入力して回答する」意見を好むとは思えない。
5.いわゆるねずみ講などの高利回りビジネス
一般の金融商品から並外れた利回りを持つ怪しげなビジネスは、大抵がねずみ講・自転車操業によるもの。最初のうちは約束された高利回りの配当を手渡すが、次第に支払いが遅れ、最後には色々と理由をつけて配当も来なくなる。そして元金返却を求めても、連絡が取れなくなり、ジ・エンドという始末。最近では【近未来通信、投資家に「代理店」資格を与えてマルチ商法展開か】にもあるように近未来通信による詐欺事件が記憶に新しい。
6.リアルマネートレード(オンラインゲームのゲーム内通貨の換金)
いわゆるRMT。オンラインゲーム内で稼いだ「ゲームのお金」を、手っ取り早くゲーム内で楽をしたい人に現金で売り渡すというもの。それぞれのゲームでプレイヤーなどによって交換市場のようなものも出来ている。ただし「市場」ができるには売買に関わる人が多くないといけないわけだが、昨今のオンラインゲームは分散化して1ゲームあたりのプレイヤー人口も減り、市場があっても買い叩かれるのがオチ。さらにほとんどのゲームでは「ゲームのお金」と「現実の現金」を交換することを禁じており、不当行為に相当する。運営会社側が率先しているもの(『セカンドライフ』など)もあるが、交換レートと労苦・時間を考えたら、ほとんどの人にとってはただ働きに近くなる。
7.ウェブログ(ブログ)
一時期雨後の竹の子のように登場した「ブログでこづかい稼ぎ」よろしく、ブログでお金を稼ぐ方法……だが、アイドルやその道のプロならともかく、ごく普通の一般人の日記でお金を稼ぐためにブログを開いても、2年かけてようやくブログシステムのレンタル料を支払えるくらいのものが関の山。
8.治験のアルバイト
各種医薬品の効果を計測するためのアルバイト。いわゆる「モルモット」的なもので、時給換算をしても高額な報酬が得られる場合が多い。肉体的なリスクを考慮しないのであれば、美味しいお話ともいえるが。
9.ギャンブル
不景気になると流行るものの代表がギャンブル。競馬競輪パチンコ競艇などなど、一攫千金を夢見る人たちには欠かせないお友だち。夢を買うのなら話は別だが、お金稼ぎとしての付き合いは止めるべき。確率論的に、胴元が必ず儲かる仕組みになっているのだから(さらに原文では統計上、ギャンブラーがそうでない人に比べて20倍も「自ら命を絶つ」人の割合が多い、との話も寄せられている)。
10.海外の怪しげなお金稼ぎの勧誘メール
インターネットは世界をまたにかけてメールを送受信できるため、怪しいお金稼ぎの勧誘メールもワールドワイドで飛び込んでくる。ナイジェリアの未亡人、アラブの大富豪の資産移動、ロシアの石油富豪の日本進出のために必要な口座開設など、「お金を持っている側」のパターンは多種多彩だが、突き詰めれば「振り込め詐欺」と似たようなもの。サクっとゴミ箱に入れて消去するのが一番。