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Won't Back Down: ママたちの学校戦争

2018-02-12 11:35:52 | 映画
時間に余裕のある今日この頃。
タイトルはいまいちだけど、主演がマギー・グレンホールというのにひかれて、見てみました。

タイトル通り「引き下がらないわよ」という強いというか、無鉄砲というか、行動力のあるシングル・マザーが教師と一緒に学校を変えていこうというお話。
アメリカの公立学校の荒廃っぷりは、いろんな映画にも取り上げられているけれど、
この学校はもともと不登校とか学習障がいとか、いろんな問題を抱えた子どもたちが多いようで、
その分先生たちは大変なはずなのに、ユニオンに守られているのをいいことに、あきらめ気味・手抜きし放題という状態です。

主人公の子どもは字を読むのが苦手で、そのことでクラスメイトからもからかわれているし、何にも学べていないのに、担任が何もしないことに腹を立て、
いい学校に転校させようとするけど、そこは人気で抽選にはずれ、そこでもあきらめずに何か方法を…
と考えている時に、幾つかの条件をパスすれば学校のルール(?)を変えることができる法律のことを知って、一人の教師と一緒に行動を起こすわけです。
その教師の息子も学習障がいを持っていて、人気のあるいい学校に転校させたがっていました。

映画では「新しく学校を作る」って言ってたけど、自分たちで教育カリキュラムを作るっていう意味なのかなとも思うんですが…
その学校独自のカリキュラムを作ると、教師の負担や予算が増えて、運営そのものを続けることができるのか、という問題も出てきます。
ユニオンは、教員の安定した雇用が脅かされるという理由から反対するし、
日本でいう教育委員会は、対応を検討中と後回しで、やる気なし。

でも子どもたちのことを考えると、今変えてもらわないと困るんだ、ということで、彼女の考えに賛成する人はどんどん増え、
必要な署名を集めて、分厚い提案書も作成して、最後の審議会まで辿り着きます。

短期間でダブル・ワークをこなしながら、この準備をすすめていくわけですから、かなりしんどそうだけど、
それでも彼女ががんばるのは子どもにきちんとした教育を受けさせたいっていう気持ち。
(映画ではそのしんどさはあまり強調されてはいなかったけどね)
ネタばれになりますが、これまでこの法律を使って学校を変えたケースはゼロっていう中で、審議会もパスします。

やっぱり教育って大事なのね、ということを思い返すことができたし、
息子くんにもできれば大学まで行ってほしいなと思うようにもなりました。
そのために自分にできることはしないといかんよな、とも。

映画の中で、ちょこちょこ授業風景が出てくるのだけど、参考になることもありました。
みんなで声を出すっていうのはちょっと恥ずかしかるかもしれないけど、生徒の褒め方とか、授業の内容と生活を関連づけるとことか…
自分もできるだけ教室を歩き回るように心がけてはいるけど、全部の授業ではできていないし、
一人一人に声までかけてはいなかったので、来年度は名前で声かけもしてみようと思います。




その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス


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