今年の前期だけ、「アメリカの社会」という授業を担当させてもらうことになりまして、自分の知識だけでは時間がもたないので、いろんな映像資料を使うようにしてます。
(ある意味、頼ってるともいえますが…)
で、友人から教えてもらったのがこの映画。
授業の中で、アメリカの経済をとりあげたんですけど、
もともと歴史を専門に勉強してきたので、
正直、経済には疎いです。
第二次世界大戦前までならまだ何とかいけるけど、
自由貿易とかグローバル化とか、専門に勉強したことはなく、
新聞やニュースでしか目にしたこともありません(失笑)。
なので1980年代以降のことはさらさらっと説明することにして
あとはこの映画を見てもらうことにしました。
自由貿易ってなんとなく聞こえはいいけれど、
実際には先進国が発展途上国を搾取しやすくしているだけ、
のように見えてきます。
日本という国から、また消費者の視点からみると、
いろんな物が安く買えるし、海外の企業が入ってくることで、
競争が激しくなってよりよいサービスを受けられるという利点もあるけど
それは自由貿易の持つ一面でしかないというのがよく分かります。
特にWTOはアメリカ主導だし、IMFや世界銀行の支援もアメリカ式。
その国の文化なんか無視して、こうするのが世界市場のやり方だ、
といっているように見えました。
まあアメリカが儲かるようにしてるんだろうけど、
資本主義というか、利潤追求主義というか、そういう仕組みの中でしか
生きてこなかったので、それが当たり前だと思ってきたけど、
結構怖い考え方なのか?!とも思ったり。
ちなみに「バナナボート」という歌。
労働歌で「仕事を早く終わらせて家に帰りてぇ」という内容なんですね。
過酷な条件の中で働く労働者の苦悩を表現している歌なのでした。
(ある意味、頼ってるともいえますが…)
で、友人から教えてもらったのがこの映画。
授業の中で、アメリカの経済をとりあげたんですけど、
もともと歴史を専門に勉強してきたので、
正直、経済には疎いです。
第二次世界大戦前までならまだ何とかいけるけど、
自由貿易とかグローバル化とか、専門に勉強したことはなく、
新聞やニュースでしか目にしたこともありません(失笑)。
なので1980年代以降のことはさらさらっと説明することにして
あとはこの映画を見てもらうことにしました。
自由貿易ってなんとなく聞こえはいいけれど、
実際には先進国が発展途上国を搾取しやすくしているだけ、
のように見えてきます。
日本という国から、また消費者の視点からみると、
いろんな物が安く買えるし、海外の企業が入ってくることで、
競争が激しくなってよりよいサービスを受けられるという利点もあるけど
それは自由貿易の持つ一面でしかないというのがよく分かります。
特にWTOはアメリカ主導だし、IMFや世界銀行の支援もアメリカ式。
その国の文化なんか無視して、こうするのが世界市場のやり方だ、
といっているように見えました。
まあアメリカが儲かるようにしてるんだろうけど、
資本主義というか、利潤追求主義というか、そういう仕組みの中でしか
生きてこなかったので、それが当たり前だと思ってきたけど、
結構怖い考え方なのか?!とも思ったり。
ちなみに「バナナボート」という歌。
労働歌で「仕事を早く終わらせて家に帰りてぇ」という内容なんですね。
過酷な条件の中で働く労働者の苦悩を表現している歌なのでした。
私は、専攻のせいなのか、それとも偶然なのか、
大学以降、受けてきた教育が、もう、それは
はっきりと、そうしたシステム(WTO、G7(8)とか、IMF、世界銀行)が「悪」という認識のものでして。
(ただ、同じ院でも、講座が違ったりすると、
全く違う意見が主張されていて、
興味深かったりします・・・。)
でも、批判は批判として、じゃあ、別のものを提示する、ってことを考えると、ものすごく難しい。というか、どうしていいのか、わからない。
ある意味、(既得権益をもっている方には)よくできた「システム」なんですよねぇ・・・。
それに、いくらえらそうなことを口で言っても、日本に住んでいて、教育を受けた自分は、その「システム」から利益を受けていることも、間違いのないことです。
ひとつづつ、ちっちゃいことからできる範囲で、と思っているのですが、それでいいのか?という疑問もあったりします。
ほんとうに、むずかしい問題です。
なんか、大口をたたいているようで、
恥ずかしくなったので。
先日、Tシャツがよれよれになったので、
新しいものをユニクロで購入。
でも、これも、搾取のシステム。
フェアトレードのものを購入することも
ありますが、お金がない身にとっては、毎回、というわけには、なかなかいきません。
私は、そこまで徹底できませんが、友人のなかには、
スタバでは絶対にお茶をしない、とか、マックには
行かない、と決めている人もいます。
私は、やっぱり中途半端です・・・。
調べてみたらちゃんと日本でも劇場公開されてるんですねえ。
何とかDVDでも探してみて見てみたいと思います。
ところでこの貿易の問題ですけど、
えーっと、呼び名が思い出せないんですけど、
近くで生産されたものを購入すると、運送の際に排出される二酸化炭素の量が減るのでエコだ・・・って、
そういうのが提唱されてますよねえ。
まあ根本的な解決は難しいにしても、
そういうのとかが広まれば結果的に少しはマシになっていくんじゃないでしょうか?
・・・で、自分は何かするのか?って言われると、
えーっと・・・いや、
とりあえずDVDを探してみますわ。
おまけに「金銭的に余裕がある生活」というのを
生まれてこのかたした事が無いので
タダひたすらに「安物」を漁っている生活ですが・・・
なにやら、問題もあるということですね。
ぽんぽこ山さんがおっしゃっている
「地産地消(でしたっけ?)」くらいは少し心がければ出来る部分もあると思います。
実家は農家なので、米は100%自給。野菜も60%くらいは自給なのでは?と思います。まさに地産地消ですね。
ところであちゃさんの書かれた「地産地消」、
または「フードマイレージ」、
木材の輸送に関しては「ウッドマイレージ」とか言うみたいですねえ。
でも産業製品全般で使える言葉はないみたいで、
もっと便利に使える言葉がないのかなあって思いますけど、
でも本題の自由貿易に戻りますと、
それを改めようとすると保護主義とか批判されるみたいですから厄介ですよねえ。
いえいえ私も思いっきり中途半端です。もうどっぷりつかっているし、どうしても消費者として安いものに目がいってしまいます。イラク戦争の頃はアメリカ製品ボイコットしてたけど、今はコカ・○ーラの製品を飲まない程度になってしまいました。スタ○は思いっきり使用してるし…
でもエコと同じでちっちゃいことからでいいんじゃないかと思います。まずはそういう世の中の仕組みを知ることから、ということで…(あまいけど)
ぽんぽこ山さま
タイトル、原題にしてみました。学生さんに感想文を書いてもらうので、もしかしてもしかすると検索されてしまうかもしれないので(失笑)
この映画は大きなレンタルショップでないとおいてないかもしれません。なんならお宅まで送りまっせ。
確かに自由貿易も環境問題も地球規模の問題なので、すぐにどうこうなるというわけではないけど、映画を見ると「ぎくっ」とします。自分も加担してるんだよなぁと思い知らされますよ。
あちゃさま
やっぱり農家はいいですね。自給率すごいですよ。うちなんかと比べものになりません。「食糧安全保障」という言葉がある位、自分の食べるものを自分で工面するって大事なことなんですよね。
ただ物が安く買えるのは、その過程でどっかおかしな部分(安い労働力を使ってるとか、手間をはぶいてるとか)があるからともいえるんです。
でもあちゃさんは今でも十分地産地消に貢献してますから!!