ウェネトさまの館

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ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家(東京オペラシティアートギャラリー)

2024年01月30日 20時21分31秒 | 展覧会・美術関連

書くのが後回しになってしもうたが、東京オペラシティ アートギャラリーで3つの展示を観たのでございます。

まずは「ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家」
https://www.operacity.jp/ag/exh270/
(写真撮影可)

今回初めて知ったのじゃが、山野アンダーソン陽子はスウェーデンを拠点に活動するガラス作家だそうな。

本展は、山野がアートブックを制作するプロジェクトから生まれた、ガラス、絵画、写真の展示でございます。

山野が18人の画家に声をかけ、画家自身が描きたいと思うガラスを言葉で表現してもらい、その言葉に応答して山野がガラスを吹き、出来上がったガラスを画家が静物画に描き、写真家・三部正博が画家のアトリエで写真を撮影し、デザイナー・須山悠里がアートブックのかたちにするというたいそうユニークなもの。

嬉しい事に写真撮影OKじゃからの、各空間の展示風景と一部の作品を載せるぞよ。
リスト順ではなく観た順に、山野の吹きガラス+画家がそのガラスを描いた絵画+三部正博の写真(ゼラチン・シルバー・プリント)という風に載せまする。

【最初の空間】

(上:ガラス)山野アンダーソン陽子《Drinking Glass for Anna Bjerger》
(中:絵画)アンナ・ビヤルゲル《milk》アルミ板に油彩
(下:写真)三部正博《アンナ・ビヤルゲルのアトリエに佇むガラス食器 01》


 
(上)山野アンダーソン陽子《Stem for Pink for Saiko Kimura》
(中)木村彩子《Stem for pink / 7 May》綿布に油彩、蜜蝋
(下)三部正博《木村彩子のアトリエに佇むガラス食器》


 
(上)山野アンダーソン陽子《Plates with Stem #2_S for Yui Yaegashi》《Plates with Stem #1_L for Yui Yaegashi》
(中)八重樫ゆい《under the light》カンヴァスに油彩(2枚組)
(下)三部正博《八重樫ゆいのアトリエに佇むガラス食器》


 
奥の壁の大きなスクリーンには、映像作品が流れておりまする。
センナイ・ベルヘ《A Glass Symphony》映像(2分23秒)ステレオ


 
【2番目の空間】

(上)山野アンダーソン陽子《Square Glass for Ylva Carlgren》《Drinking Glass for Ylva Carlgren》
(中)イルヴァ・カールグレン《the difference is spreading #2》《the difference is spreading #1》紙に水彩
(下)三部正博《イルヴァ・カールグレンのアトリエに佇むガラス食器》


 
【3番目の空間】

(上)山野アンダーソン陽子《Jug with Handle for Katsunori Kobayashi》
(中)小林且典《静物学》紙に水彩
(下)三部正博《小林且典のアトリエに佇むガラス食器》


 
【4番目の空間】

(上)山野アンダーソン陽子《Bottle with Lid / 振出し for Yasuko Iba》
(中)伊庭靖子《untitled 2023-04》《untitled 2021-15》カンヴァスに油彩
(下)三部正博《伊庭靖子のアトリエに佇むガラス食器》


 
(上)山野アンダーソン陽子《Bowl for Anna Camner》
(中)アンナ・カムネー《Alien》アクリル板に油彩
(下)三部正博《アンナ・カムネーのアトリエに佇むガラス食器》


 
(上)山野アンダーソン陽子《Stem Glass for Jens Fänge》
(中)イェンス・フェンゲ《Yoko's Glass》パネルにアッサンブラージュ、油彩、ビニール塗料、布
(下)三部正博《イェンス・フェンゲのアトリエに佇むガラス食器》


 
【通路】
三部正博《Nov 2021-Sep 2023》
UVプリント103点がずら~り。ほんの一部も載せておきまする。


 
山野アンダーソン陽子『ガラス』も椅子に座って読めるのじゃ。
プロジェクトの発案者である山野が、本展のために書き下ろしたエッセイじゃよ。


 
たいそうユニークで観応えある展覧会でありました。
会期は3月24日まで。

この他に東京オペラシティアートギャラリーで観た2つの展示の話は、また後日。

★おまけ話
寒かろうがココスでパフェ。
いちごとチョコのパフェは、いちごシャーベットやら塩キャラメルアイスやらチョコプリンやらチョコスポンジやら入っておる。

でもやっぱり寒いので、海老とほうれん草のドリアも追加じゃw

★おかめ話
本日はオカメ先輩(お供のEの相棒だったオカメインコ。没年24歳)の命日でございます。
先輩が虹の橋へ旅立ってもう5年も経ったとは、早いものよのぅ。

寂しさはいまだに消えぬが、作家の方々が制作して下さったオカメ作品たちに日々癒されておりまする。感謝!