ウェネトさまの館

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現代日本画 夜(郷さくら美術館)

2022年11月10日 20時53分40秒 | 展覧会・美術関連

郷さくら美術館「現代日本画 夜」を観たのでございます。
https://www.satosakura.jp/?page_id=2101
(写真撮影可)


 
“夜”をテーマに、30点の日本画の展示。
同時開催の「桜百景展 vol.29」14点も、夜桜でございます。

嬉しい事に今回は写真撮影がOKなのじゃ。
展示室ごとに、展示風景と一部の作品を載せまする。

「夜」
【1階・A:夜に思い馳せる日本画】
日本・外国が舞台の大作5点の展示。


 
・村居正之《アクロポリスの月》2005年 屏風(四曲一隻)


 
・佐藤晨《冬の月》2007年 屏風(四曲一隻)


 
【1階・B:青の夜~月夜の閑けさ~】
“青の夜”をテーマに、12点の展示。


 
・鹿見喜陌《塔》80号


 
・中川脩《醍醐寺螢》2020年 50号


 
・渡辺信喜《叢》2005年 150号


 
日本画の画材展示もございます。


 
【3階:時の流れ~黄昏時から夜明け前~】
移り変わる夜の“時の流れ”をテーマに、13点の展示。


 
・佐藤隆良《ベネチアの朝》1993年 50号


 
・佐藤晨《幻月》2005年 100号


 
・永井健志《白炎》2012年 100号


 
同時開催「桜百景展 vol.29」
【2階:夜桜お花見展示室】
「現代日本画 夜」に合わせ、夜桜をテーマに14点の展示。
出品作家は、阿部泰介、加來万周、髙橋浩規、中島千波、藤城正晴、松原亜実、三島祥、他。


 
・榊山敬代《この地中に生まれてきて本当によかった 平成最後の三春滝桜のとき》2018年 80号
長いタイトルのこの作品、緻密で幻想的で美しくたいそうツボゆえ、一部分のアップも載せまする。


 
・中川脩《退蔵院春宵》2021年 50号


 
・京都絵美《宵のくち》2013年 80号


 
・髙橋浩規《花明かり月あかり》2016年 80号


 
「夜」も「桜百景展 vol.29」も、額の映り込みで撮影失敗して載せられぬ作品が多いのじゃが、素晴らしい作品揃いで観応えござりました。
会期は11月20日まで。

★本の話
小池真理子『アナベル・リイ』
大好きな伊豫田晃一のたいそう美しい装画に惹かれて読んだのじゃ。
怖さはあまりないと思いきや、最後まで読んでジワリと怖い。
装画の原画、観てみたいものよのぅ。