世田谷文学館「漫画家・森薫と入江亜季 展 ペン先が描く緻密なる世界」を観たのでございます。
https://www.setabun.or.jp/exhibition/20241102-20250224_morikaoru.html
(展示室内の撮影はスマホのみ可)
同時期にデビューして同じ雑誌で連載を重ねたおふたりの、原画、同人誌時代の作品やイラストレーション作品、机周りや創作メモ、取材の様子など執筆の現場も紹介。
フライヤーも3種類。世田谷文学館、気合い入っておるのぅ。
森薫は大々々好きじゃし、入江亜季は未読で気になるし、開催前から楽しみで昨年のうちに観に行くはずが、こんな時期になってしもうた。
森薫は特に『乙嫁語り』が大好きでして、19世紀の中央アジアを舞台にしたストーリーが良いのは勿論、絵がたいそう好みなのでございます。
人物はみな美形じゃし、衣装や調度品などもとんでもなく緻密で美しいし、動物の描き方もツボなのじゃ。
入口からテンション上がるのぅ。
このおふたりがお出迎え。
チケット売場で、両面印刷のイラストカード頂きました。(配布は2月2日までだそう)
展示室はお2階じゃ。
が、何ですと?展示室内はスマホでしか撮影できぬですと~!?
いつもわたくしが使っておるコンデジは使用不可との事で号泣。
イマドキの優秀スマホより、わたくしの古~いコンデジのほうが画質は悪いのにのぅ・・・
じゃが規則は規則。仕方なし。展示室の写真はナシじゃ。
構成は観た順に以下の通り。会場マップもございます。
【導入・メインビジュアル】
おふたりの本展描き下ろしメインビジュアル原画も展示。
森薫《カラカルと砂漠の姫》
入江亜季《シバと朝顔観音》
【同人誌の頃】
おふたりとも、高校生の頃から同人誌での創作活動をなさっていたんじゃのぅ。
森薫の漫画を読み出したのはコミックスになった『エマ』からで、同人誌の頃は全く知らんかった。
おふたりの愛蔵書も展示され、どんな事に興味があるのかが見えまする。
【森薫】
【入江亜季】
おふたりの素晴らしいアナログ手描き原稿が、これでもかーーー!と展示されておりまする。
大好きな森薫『乙嫁語り』の原画は、2023年「大乙嫁語り展」でも観たが、やはり素晴らしくて隅々まで舐めるように拝見。
実物の絨毯や布類も、和室めいた一角に展示されておりまする。
ヴィクトリア朝が舞台の『エマ』も大好きで、たくさん観られて嬉しゅうござります。
入江亜季はお名前しか存じ上げんかったが、画力も画面構成も素晴らしいですのぅ。
特に『北北西に曇と往け』は読んでみとうござります。
[動物]や[装い]に焦点を当てたコーナーもツボ。
【読切】
【イラストレーション】
カラーのイラストも美しい~。
【漫画ができるまで】
漫画家と、出版社・印刷会社の流れがわかりまする。
【旅と世界】
【これまでとこれから】
最初から最後まで、おふたりの手描き原稿が素晴らしいし、予想よりはるかに展示数も多く、観応えありありじゃった。
ご自身による解説文や、お互いの印象や作品についてなども読み応えあり。
1階の「翻訳本・寄せ書きコーナー」などは、コンデジでも撮影OK。
各国で翻訳出版されておるんじゃのぅ。
複製原画コーナー。
ショップも、おふたりの漫画やグッズなどございます。
会期は2月24日まで。
ご興味ある方はぜひ。いらっしゃる方はお時間に余裕を持っての。
わたくしも再訪しとうござります。
1階展示室の2つの展示も観たのでございます。
★「世田谷文学館コレクション展 寺山修司 展」
https://www.setabun.or.jp/collection_exhi/20241005_collection.html
寺山の生誕90年で、世田谷文学館の関連コレクション(自筆の書簡や「天井棧敷」の原稿・台本・ポスターなど)約150点の展示。
入口と、こちらのバナーのみ写真撮影可。
★「ムットーニコレクション」
ムットーニは好きなのじゃが、観るのは久々でございます。
4点の上映を観る事ができ、嬉しゅうござりました。
1階展示室の会期は3月30日まで。
さて、日本橋三越本店 本館7階 催物会場「あんこ博覧会」へまいりますぞ。
わたくしの大好物、メゾンシーラカンスのシーラカンスモナカが販売されておるからの。
結弦くんも差し入れにした、餡子とバターが入ったモナカじゃよ。
食べてみたかったシーラカンスチョコモナカ(チョコのはカズノリ・イケダのコーナーで販売)とシーラカンスドラヤキは既に売切れじゃったが、シーラカンスモナカはこの時間でもたっぷりございます。
そして、日本橋三越本店限定缶ゲット~!
三越のライオンとシーラカンス柄の缶に、大好物のシーラカンスモナカと、初めて見るシーラカンスタマゴが2個ずつ入っておる。
昨日はオカメ先輩の命日じゃったからの、虹の橋から遊びに来たオカメ先輩も一緒に食べたのじゃ(生前は人間の食べ物は一切与えんかったが、今は良いのじゃ)
初めて食べたシーラカンスタマゴは、黒ゴマをまぶしたパイ生地の中に、つぶ餡+塩味強めのバターが入り、モナカ同様食べ出したら止まらぬ美味しさで、あっという間にモナカもパイも完食。
メゾンシーラカンスの出店は2月14日までじゃが、シーラカンスタマゴだけの箱入りも販売してくださらぬかのぅ。
ちなみに日本橋三越本店限定缶は、9時30分から当日分の整理券が配られまするが、15時過ぎるとキャンセル分が販売されるのじゃ。
他にも、鳩サブレーの豊島屋のワッフルやら、なか又のふわふわわぬきやら、食べたいものが色々あったが、どこも行列で断念。
会期中に再訪してみるかの。
★本の話
白川紺子『龍女の嫁入り 張家楼怪異譚』
幽鬼を引き寄せるゆえ病弱な御曹司(実はとんでもない出自じゃった)と、龍と人間のハーフの少女のコンビ、面白うござりました。
続編を出して頂きたいぞよ~。
★おまけ画像
ミニソフでプレミアムピスタチオミルクパフェじゃ。