西武渋谷店A館7階「ラウル・デュフィ テキスタイルデザイン展」を観たのでございます。
デュフィは好きな画家のひとりでございます。
お伴のEは、昨年Bunkamuraの「デュフィ展」も観たそうな。
デュフィがポール・ポワレと出会い、テキスタイルデザイナーとして活躍したのは1911年から1929年。
数千点ものテキスタイルをデザインし、それらはオートクチュールのモード界に用いられたのでございます。
本展ではそのテキスタイルから約100点と、テキスタイルを用いたドレス、資料、ファブリック用の版木など展示。
構成は以下の通り。
Zone1:ラウル・デュフィ
Zone2:ポール・ポワレとの出会い
Zone3:デュフィテキスタイルについて
Zone4:モードとのつながり
Zone5:テキスタイル制作の変化
ポーラ美術館所蔵の油彩《五重奏》以外は撮影可。
一部ご紹介。順番がバラバラですがご容赦下さりませ。
まずは《ヴァイオリン》がお出迎え。
『動物詩集-又はオルフェウスの供揃い』
《象とチーター》 ドレスデザインはモンジ・ギバン。エスニックな雰囲気がお気に入り。
《ペルシア》 イブニングコートとドレス。
《コルネット(花弁)》
《闘牛》 ドレスデザインはラクロワ。
《貝》 ドレスデザインはラピドス。ドレスで一番のお気に入り。着てみたいぞよ~。
デュフィはバラを好んで使ったのでございます。
向かって左はガッシュで描いた《バラ》、右は1924年のヴォーグの表紙。
《バラ》
ガッシュの下絵も様々。お花のデザイン多し。
《野の花・下絵》
《葉柄・下絵》
《夏》
月曜日の午前中ゆえか、閑古鳥鳴く貸切状態なのがもったいないですのぅ。
デュフィのテキスタイルデザインをまとめて観たのは初めてゆえ、楽しめたのでございます。
会期は23日まで。
ここまで来たらば、B館8階美術画廊「ラウル・デュフィ展」も観るのじゃ。
デュフィの水彩、リトグラフ、エッチング、素描などの他、オールドバカラやラリックのガラスなども展示されております。
観終わって、あまり時間もなかったゆえ、糖分補給は西武のすぐ近くの楽天カフェへ。
店員さんに「一番甘いケーキはどれじゃ?」と問うて、“半熟ザッハトルテ”とやらを。
しかし解凍が不十分で、チョコはガチガチ、スポンジはパサパサ。
“半熟”には程遠かったのが残念でございました。