一昨日は、東京都美術館の2つの公募展を観たのでございます。
まずは、ロビー階 第1~3公募展示室「日本版画協会 第86回 版画展」
http://www.hangakyoukai.com/exhibition/index.html
(会場内写真撮影可)
毎年開催されておるこの版画展の事を今まで知らず、先日JINEN GALLERYのご主人に教えて頂きましたのじゃ。
広々とした3つの展示室を17のブロックに分け、聞くところによると700点を超える版画作品が。
展示風景はこんな感じ。
1番目のブロック。左側の手前の大きな作品は、北嶋勇佑《みかん》
4番目のブロック。
わたくしのお気に入り作品を、ブロックごとに作家名50音順で載せまする。
額が光って写真見辛うござりますが、素晴らしい作品ばかりじゃ。
【1】
・生熊奈央《Behindwalking》(銅版)
・木内あかり《父あるいは母、祖父母、偉人、自然、言葉。そして自分。》(銅版)
・志村冬佳《体温~隣に触れた~》(木版・平版)
・鈴木彩《時空間-constructⅠ-》《時空間-unionⅡ-》(平版)
【3】
・利渉重雄《化身》(銅版)
大好きな作家。
【4】
・山田彩加《悠久の旅人》(平版)
この作家も大好きで、緻密細密さと美しさがツボなのじゃ。
大好き過ぎるゆえ、一部分の拡大も載せまする。
【7】
・髙瀨実穂子《最果ての神秘Ⅰ》(銅版)
・戸谷文孝《森の肖像Ⅰ》(銅版)
【8】
・小島良子《狭間》(平版)
8月に個展「Ryoko Mary Kojima かさなり」展で観て、大好きだった作品。
・佐藤文音《泣かない》(平版)
先月「版は異なもの味なもの 肆」で観て、たいそうお気に入りだった作品。
今回は写真撮影もできて嬉しいぞよ。
【9】
・朝日みお《あなたと歩く道は綺麗だ》《風の舟がゆくⅢ》(銅版)
ちょっと絵本チックで可愛いのぅ。
【12】
・白木淳子《明日の蕾》(銅版)
昨年「CWAJ現代版画展」で初めて観て、好きになった作家。
【16】
・齋藤僚太《森は静に語る》(木版)
先日、3人展「Pianissimo」を見て、この作家の森のシリーズに心惹かれましたのじゃ。
【17】
・麓絵理子《Fair is foul/Foul is fair》(銅版・その他)
一部分拡大。美しい人がおる。
わたくし好みの作品ばかり撮ったゆえ、モノトーンの緻密な銅版画が多くなってしもうたが、色を多く使った作品や立体のような作品など、様々な作品がございました。
他にも【6】には「全国高等学校版画選手権大会(はんが甲子園)」の作品が展示されていたり、
【9】には、岡本道治の遺作展示として、銅版画3点と原版1点も展示。
こちらは絶筆の銅版と遺作の《Ripple-July》
最後に、チャリティー版画販売のコーナーもあり。
様々な版画作品、たいそう観応えござりました。
会期は10月22日まで。
その後、2階 第1~4公募展示室「美術の祭典 東京展」も観たのでございます。
http://www.tokyoten.com/
絵画、立体、版画、イラスト、写真、絵本、CG、コミックアートと、こちらも多くの作品が展示されておりまする。
版画展をじっくり観て気力を使い果たし、メモを取る余力なく(写真撮影は不可なのじゃ)詳しくは書けませぬが、特に塩沢かれんの大作《白の創造》に惹かれたのでございます。
会期は10月14日まで。再訪できたらまた追記する所存にござります。
ロビーに“叫びちゃん”がおったぞよ。
「ムンク展」楽しみじゃ♪
★おまけ画像
マンゴーソフト、たっぷりのソフトクリームが嬉しいのぅ。