ウェネトさまの館

ようこそいらっしゃいました。
ビスうさ・ウェネトと申します。
どうぞごゆるりとおくつろぎ下さいまし。

山本有彩 日本画展 侯の随に(東武百貨店池袋店)

2023年07月29日 08時31分55秒 | 展覧会・美術関連

一昨日は、東武百貨店 池袋店 6F美術画廊「山本有彩 日本画展 ―候の随に―こうのまにまに」初日を観たのでございます。
https://arisa-yamamoto2023.jimdofree.com/
(会場入口と、入口に展示の1点のみ写真撮影可)

山本作品は大好きで、特に女性のお顔の描き方がとても好みなのじゃ。

四季を細分化した「七十二候」をテーマに、19点の日本画が展示されておりまする。
「七十二候」は、四季を6分割した「二十四節気」を更に3分割し、各七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化で知らせる言葉になっておるのだそうな。

お恥ずかしい事にわたくし、「七十二候」を知らなかったのじゃが、分かりやすいキャプションが添えられ、ありがたいのでござります。

素晴らしい作品揃いなれど、お気に入りから5点だけ、観た順に書いておきまする。

《虹始見(にじはじめてあらわる)》30号 絹本着彩
4月14日~18日頃
入口に展示の30号のこちらのみ写真撮影可。
この不鮮明な写真では分からぬが、少女の服に、ちっちゃな少女たちが潜んでおる。


 
《菜虫化蝶(なむしちょうとなる)》6号 絹本着彩
3月15日~19日頃
犬と紋白蝶とタンポポ。作家が飼っているワンちゃんがモデルだそうで、愛らしさにキュンキュン。

《雉始雊(きじはじめてなく)》6号 絹本着彩
1月16日~19日頃
すっきりしたお顔がたいそう美しく、炎となった女性の思いも幻想的で、本展1番のお気に入り。

《半夏生(はんげしょうず)》6号 絹本着彩
7月1日~6日
キリッとしたお顔も、背景のグリーンと片白草(ドクダミの仲間)も、涼やかで美しい。

《熊蟄穴(くまあなにこもる)》4号 絹本着彩
12月12日~16日頃
真面目な表情の美しいお顔とモフモフな熊の被り物のギャップが可愛い。

1点以外は写真撮影不可なのがちと残念じゃったが、たいそう観応えござりました。
在廊なさっていたご本人に、お話をお伺いできたのも嬉しゅうござりました。

会期は8月2日まで。
作品は全て抽選販売で、お申し込みは7月29日16時までじゃよ。

さてスイーツは、またもベローチェで“ココナッツ・マンゴープリン~パイナップルソース~”をば。
今回はソフトクリームの盛り方が完璧じゃ。