娘から突然黒いラブラドール・レトリバーの写メールが送られて来て腰を抜かした。以前パピーウォーカー(盲導犬の子犬飼育ボランティア)になりたいと一家で面接を受けたことは聞いていた。ところが一歳の繁殖犬ラブラドール・レトリバーがイギリスはマンチェスターのパピーウォーカー宅から昨年末日本へやって来て、娘一家に面倒を…と言う事になったそうです。彼の名はシリウス(父親がSで始まる名前なので血統を訪ねる時に容易なようにSの名前が付けられると言う。多分恒星の中で最も明るい星の名)。シリウスは英語の中で育ったので、英語で話しかけられる家庭をと、白羽の矢がたったらしい。来日したばかりはカルチャーショックで下痢をして可愛そうだったと言う。早速マンチェスターのパピーウォーカーさんとEメールでコンタクトを採ったら、彼等はシリウスをヒースローまで送って別れを惜しんだと言っていたそうです(パピーウォーカーさんとシリウスの両者の気持ちを考えると胸が押し潰されそう)。パピー時代の写真を送ってきたので、こちらからも子供と一緒の写真を送ったら、喜んで返信がきた。きちんと躾けられ、思いやりがあり、はるばる異国へやってきて大任を果たそうとしているシリウス、可哀想で涙が出てしまう。可愛い、可愛いだけでなく責任は重大、一家で身体に気をつけて多くの”与えるもの”と”得るもの”を勉強して育んで欲しいと思う。