Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

映画 利休にたずねよ

2013-12-13 17:59:34 | 日記
原作を読んで胸震えた覚えがあったので、映画も楽しみにしていたが期待外れだった。著者山本兼一が茶道の全てを描きあげ、茶道をパスしてしまった私でもよく理解でき、侘び、寂び、諸々の約束事、所作の美しさなど文面から伝わり感動したものです。しかも利休がなんとしても手放さなかった香盒の秘密も最後に明かされ、映画ほどどぎつくなく切なくも美しく描かれていた。文字から膨らむ思いと視覚から伝わるものとはこんなに違うと改めて解った。勿論解釈の問題と思うが…。利休の全うした美学や茶道そのものが迫りいい本だと思っている。市川海老蔵が若すぎ(解っていたが)て、彼の演技からは内面の精神的なものが何も感じられず失望した。