人口増加に伴い巨大化していくイスラム社会をイスラム教の教義も理解せず、観光などのビジネスチャンスとばかりの社会の風潮にこんな一冊も出たのかな思った。構成も文章もめちゃくちゃ、返って解らなくこんがらかった。いくら初心者に、若い人向けにといっても偉大な学問、系統立てて尚且つ枝葉を除きその歴史や教義に基ずいて彼らの現代の生活習慣や歳時記を紹介したら良かったのでは。面白可笑しく書いてはならない。イスラエルへ行った時、ホテルの食堂へは日本から持ってきた物は絶対に持ち込んではいけないと注意を受けた。”ハラール”です。不浄な物が一緒になるとすべて、スプーン一本から廃棄すると言う。これ程彼らの信仰は厳しい。この本で一つ知り得たことはアラブ首長国連邦ではアブダビにグッケンハイム美術館やルーブル美術館を建設中だと言う事…オイルマネーの力は偉大なり…です。おこがましいがあえて苦言を申し上げれば編集者の力量不足と思えてしまう本でしたよ。