約9時間でバンクーバーへ着きました。ヨーロッパはプラス3時間ですから、その3時間がとても辛い。ですからあっと言う間に…です。空港の匂いがヨーロッパとも違う、あるスパイスの匂いのようですが説明が出来ない。インディアン(ファースト・ネイションと言うようにとガイドは言っていた)、先住民の美しい織物が迎えてくれた。やっぱりカナダだあと思った瞬間です。
”軽食をどうぞ”などと言う甘い言葉に誘われて、胃や腸が反乱を起こしているにも拘らず意地汚くお願いしてしまった。ただ、どのような物か試してみたくなるのです。一風堂って知らなかったのですが、私の嫌いなとん骨ラーメンだったのですね。ニンニクの匂いは凄いし…もう困って”ごめんなさい”しました。でも細麺で空の上のラーメンとしては立派でした。
国産フィレ肉のステーキです。羽田出発が21時50分ですから食事が出たのはもう24時、夜中にステーキを食べるのですから無理でしょう。でも汚い欲が頭をもたげ食べるのです。半分頂きましたがギブ・アップ。それからが大変でした。胃や腸がこんな筈ではないと暴れて、暴れて…。最後のデザートまで手をだしたのですから。ヨーロッパは朝の出発なのでこんな苦しいことはありません。其の上にビジネス・クラスなのにシートがフラットにならない。いくらツアーでも詐欺にあった感じです。どうぞANAにはお気をつけになられますように。
出かける前に立派な懐石料理をお友達のご主人にご馳走になったので、洋食を選んだ。前菜はフォアグラ帆立貝のガランティーヌ(鶏の肉への詰め物)と玉子に乗せたツナとりんごのサラダです。ゆで卵を半分にして二個のサラダ、美味しいけれどボリュームがありすぎ。しかしシャンパンとマッチしてとても美味しかった。