氷原から戻ってアイスフィードル・センターのスーベニア・ショップでカナダ人（？）の旅行者が羽織っていたレイン・ポンチョを見つけた。面白いなと思って見ていたのですが、4カナダドル(400円少々）なので記念に買いました。カナダ♪、カナダ♪、カナダ♪…ですね。
9組のご夫婦と一人参加二人の合計20人のツアーです。皆さんリタイアされて同年齢ぐらいなので、お互い分かり合えてとても穏やかで良い雰囲気でした。この一人参加の変わり者をも暖かく受け入れてくださり本当に楽しかった。お仲間に感謝です。降り注ぐ雨の中で…。(小さいので載せさせて頂きました）
氷の断層は神秘的で美しいペール・ブルーです。氷上に立って7億年もの歴史があるとはどうしても理解出来ない。毎年7～10ｍの積雪があり新しい氷河は作られているが地球温暖化により一年間で125ｍも流れ落ち4～5ｍぐらい氷原は後退しているそうです。小さな流れの水は飲めるとガイドが言っていたが折りしも小雨が降り出し忘れてしまった。7億年などと聞けばもっと感動してもよさそうなものなのに、いやに冷静な私がいてとても不思議だった。
そもそも氷原は山に積もった氷河期時代の雪がその重さで圧縮されて氷となって残っている所です。このアサバスカ氷原はロッキー山脈の標高2500～3000ｍ付近にあり面積325ｋ㎡で北極圏外では北半球最大の大氷河と言う。7億年の歴史があり氷の厚さは300ｍもある。氷河の最奥端に聳えるスノードームは北米大陸の水路学上の頂点でもある大陸大分水嶺と言う事です。最初の小さな流れは長い旅を続け北極海、大西洋、太平洋へ流れ込みます。この流れがカナダの大地を潤し壮大な大自然を形成し数々の恵みを与えていると思うと大氷原衰退の危機を死守しなければ…とごまめの歯軋りだが考えます。
アイスフィールド・センターから専用バスで数分、その後氷上に至るにはこの雪上車へ乗り換えます。タイヤは直径1ｍ50ｃｍもあり、カルガリーで造られているそうです。