作られたミステリーより史実のミステリーを好む私が手に取ったが、この写真を見るのが嫌になって早く終わろうと焦った。任天堂のゲーム、スーパーマリオ・ブラザーズに夢中になった少年がやがてNSAやCIAでシステム分析官として働き、政府の情報収集活動やNSAの国際的監視網の内部文書を集めジャーナリストに公開し、世界を驚かせた。難しい事はわからないけれどが体が弱くて学校も出られなかった彼が大国アメリカの秘密を白日の下に曝したのですから…。それが正しいか否か?スパイそのものだから。インターネットの発達は生活を便利にするが、それはそれは恐ろしい怖いものであること再認識した。彼は今,ロシアで亡命生活を送っている。前後を考えず行動した彼にも愛し助けた女性がいたことに心が和らいだ。こわ~い本でした。