Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

ワーグナーの妻コジマ

2012-03-12 14:02:56 | 日記

ワーグナーの聖地バイロイトを訪ねて、早速「ワーグナーの妻コジマ」ジョージ・R・マレック著、中央公論社刊を読んだ。コジマは如何にしてワーグナーと強く結ばれていたか?深い愛は勿論、鋭い感受性、そして聞き上手だったと言うこと。若き国王ルードヴィヒからの援助も彼女の策謀が大きく働いたらしい。幼少時に培われた困難を克服する強靭な意志と屈折した処世術がワーグナー王国の女王にしたのです。バイロイトの彼等の家、バックヤードのお墓にロマンティックなものを感じて帰って来たが、コジマの阿諛追従を厭わぬ手練手管の外交術などを知り、”嫌”になった。でも彼女がいてこそ数々のオペラが今に残ったと思えば…。ワーグナーの埋葬の描写は「一段と寒さが厳しくなり、ワーグナーがずっと以前に設計しておいた庭園の所定場所に棺が運ばれるとき、雪がちらほら舞いはじめた。…暗闇が訪れたころ、…コジマの見ている前で、棺は墓の中に下ろされた」と書かれています。私たちが本年2月墓地を訪ねた夕暮れどき、全く同じ雰囲気であった。それは1883年2月の事だったのです。

 


石井好子メモリアル・コンサート

2012-03-12 11:27:27 | 日記

石井好子の意志を継いで富士山の裾野で毎年シャンソン・コンサートが開かれている。彼女は八十歳を過ぎてもステージでは颯爽と歩きその姿の美しかった事。加藤登紀子の歌はいつ聴いても良いなあ。御主人を亡くした後のステージでは”これから私のルネッサンス”と話した事、よく気持ちが解って忘れられない一言です。美川憲一なんて…と言う考えを今回捨てた。彼も歳を重ねシャンソンの雰囲気にとても合って、これから益々楽しみ。彼の「生きる」を聴いて勇気、元気が出ました。「生きているあいだ悔いのないよう」…また背中を押された感じです。何処ぞのおばさんの素人の歌など折角のステージを汚しますよ。

 


ビストロ・べべ デザート

2012-03-11 09:57:57 | 日記

デザートも立派でしょ?キャラメルソースのかかったガレット。このソースが単純なキャラメルではなく、何かスパイスが入っていて大人の味です。聞き忘れてしまった。私の味蕾でも解らない。立派な高級ランチ、洗練されていてつくづく都会だなあと感じたものです。幸せなひと時を有難う。


ビストロ・べべ 前菜

2012-03-11 09:10:05 | 日記

これが立派で見事です。聖護院大根の柚子と金柑のマリネ、鴨と豚のテリーヌ、プチペール、穴子のクスクス合え、ラペと言うにんじんのサラダ、まぐろのカルパッチョアンチョビソース、こごみの揚げ物ブラックオリーブケーパーソース、鎌倉野菜のサラダ…です。金柑もマリネにするとおもしろい。穴子のクスクス合えが珍しい。クスクスも何かと和え物にすると言いのですね。美味しかった。ブラックオリーブケーパーソースがとてもこごみの揚げ物にマッチして良かった。早速裏山へ”こごみ”を採りに行って来よっと。

 


ビストロ・べべ

2012-03-11 08:57:30 | 日記

横浜でのランチは元町で娘にご馳走になった。予約を取るのに大変な隠れた名店だそうです。元町の真ん中メイン道路から数メートル入った所にあります。まずコンソメのジュレ、コンソメに数種のスパイスが仄かに口の中に広がり、フランスのおしゃれな一品としています。


松井冬子展 2

2012-03-10 14:48:31 | 日記

彼女の作品「盲犬図」と「夜盲症」。眼が見えない犬です。美しい犬なのに見る側に何故か深い悲しみが伝わってきます。「夜盲症」はおばけが鶏の死骸を握っている。夜盲症は”鳥目”とも言われます。二つの作品も”痛み”から発したナルシズムや狂気、恐怖、が画面に溢れ切なさが伝わってきます。歳を重ねた彼女の作品を観てみたい。蛇足ですが、松井冬子は気品のある超美人。静岡県人にない鋭さがあってファンになってしまった。


日本画家 松井冬子展 1

2012-03-10 13:41:12 | 日記

横浜美術館で開催されている松井冬子展を観た。彼女は静岡県森町の出身で芸術家になろうと思った時から東京藝術大学を四回も受けたそうです。その拘りが彼女の作品に溢れていて、おどろおどろしいがそこに秘められたメッセージは凄いもので作品から発せられる深い思いが見る側に伝わって感動するのだと言う事が解った。彼女の原点の作品「世界中の子と友達になれる」は藤の花の先は群がっている無数のすずめ蜂。幼い頃は誰とでも友達になれると思っていたが、精神的肉体的な痛みが必ず伴う事がわかったと言っています。絵の雰囲気は特異なものだが何か考えさせられ不思議です。


クロスステッチ

2012-03-05 15:20:21 | 日記

孫娘はもうすぐ12歳になります。母親譲りで手芸に興味を持ち、フエルト手芸やクロスステッチを始めました。クロスステッチの馬は処女作品ですが、裏側はきちんと縦一文字になっているそうです。子馬はスウエーデンの無料サイトからのデザインで北欧らしく素敵です。手芸をする事は一生の自分の楽しみや慰みになり、誰にも迷惑がかからない大きな財産となるのですよね。上手だねRちゃん。