Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

リンボウ先生の閑雅なる休日 林望 (集英社文庫)

2017-04-07 22:23:58 | 日記
軽く読めて手が疲れないようにと文庫も持って入院した。ややともすると不安で堪らなく寂しくどん底へ陥らんとする気持をリンボウ先生のゆったりした人間を取り戻す優雅な(決して豪華ではない)生活がイギリスや山梨で繰り広げられ、どんなに慰められた事か。先生はお料理も大好きで簡単にさっさと食事の支度をする。納豆に大根おろしそれに小女子を入れ酢醤油で食べる。鬼に金棒のレセピ(と先生は言う)だと思う。人生を幸福ならしめるものとしてイギリスのグレイ卿の言った四つの要素、1行動のモラル、2良き家庭と友、3有意義な仕事、4ある程度の閑暇とその使い方…を挙げている。健康はこの四つが存在すれば必然的に付いてくると言うのでしょうか。何しろイギリスでの生活で得たものが彼の底辺にはあるから、生活の流れの緩やかさはよく解る。2良き家庭と友…は今回しみじみと身に沁みた事です。

失われた時を求めて マルセル・プルースト作 フランス・コミック版

2017-04-06 14:15:42 | 日記
何回手にとっても挫折したプルーストの”失われた時を求めて”、フランスのコミック版が出版されて「おおまかに理解できるので是非読んでみて」と新聞に紹介があった。時間のある入院生活、飛び付いた。何回も後戻りをして人間関係をチェックし、付箋を付けて読んだ。人間の内面をあらゆる状況下に置いて追求して行く。20世紀初頭のフランスの社交界の中で文学、音楽、美術とあらゆる知的模索を続け何時かは作家になるという思いを抱いて主人公は見識を深めていく。コミックでも充分そのエッセンスは得る事が出来たと思う。フランスの高校や大学ではプル-ストの文学を知る授業でこのコミック版が使われたそうです。

東京芸大最後の秘境 カオスな日常 二宮敦人(新潮社)

2017-04-05 08:48:31 | 日記
手術後の身体の苦痛はなかったが精神的に不安な時、ベッドでまず読んだのはIパットで読める東京芸大生のちょっと変わった生活や考えを探ったノンフィクションです。、次女が持って来てくれ、私の電子書籍の初体験でした。すらすらと労せずに簡単に読み進められ頭に残った事象が浅薄て何か物足りない感じです。やはり読書はページを繰って後戻りしたりして読むのが楽しい。しかし想像していた以上のとてもユニークな学生の集まりで面白かった。そうでしょ、芸術家の卵ですから一般の人々と同じ事を考えたり、行動していても駄目でしょうね。普通であっては"芸術”ではないのです。(当県出身で日本画家の松井冬子は唯一人の日本画科のドクターだそうで、凄い美人の彼女からは想像もできないほどのユニークな絵を描く、感動した覚えがある。)
ファンタスティックで笑ってしまう学生の行動などとても癒され気持ちが楽になったものです。

帰宅して

2017-04-03 10:06:12 | 日記
留守をした二ヶ月の生活をスタートさせるべく娘が一緒に準備してくれた。40年近く住んだ家ですもの全てが身に染込んでいて生活はイージーです。待っていて下さったお友達の心遣いが、さもすると心が萎え易い時、こんなに嬉しく励ましになるものはありません。お弁当やら、お惣菜と心を寄せてくださる、本当に有難うございます。肉親の助力もさることながらお友達のお心配りは身に沁みて涙がでます。主治医の言う通り一進一退するが日に日に良くなる感じです。先生は「海外旅行にまた行かれますよ」と自信たっぷりにおっしゃいましたよ!。スペシャリストの威厳が窺われました。

キャラ弁

2017-04-03 10:03:17 | 日記
分刻みの生活を送っている娘ですが非常に二人の子どもに愛情を注いでいます。ほんの少し暇があればご覧の通り高校生のRちゃんのお弁当にサプライズを盛り込んでいます。「全部炭水化物…」と言って笑っていますが、昼時学校から喜びの写メールが送られて来ました。2人の共通の趣味もありコンサートなども出かけ楽しむ事もあるようで安心しました。

社会復帰のリハビリ

2017-04-02 09:18:15 | 日記
娘は私の社会復帰のリハビリに元町のKコーヒーの朝食にも連れて行ってくれた。(分刻みの生活なのにね。)元町は夫がよく「下駄履いて散歩した」と自慢していた所。象牙や銀の専門店が同級生の家だとかでネックレス、ブレスレット、ブローチとたくさんプレゼントしてくれた。”下駄”の時代(半世紀も経つもの)とは全く変わり若い人の興味のあるようなお店が多いし老舗は少なくなった。久し振りの本格的なコーヒーは娘の気持と共に五臓六腑に沁みた。

一個750円の餃子

2017-04-02 09:00:55 | 日記
中華街の点心料理店Mの餃子。一般の餃子の5、6倍の大きさで中は普通の餃子の中身にえびやホタテがぎっしりと詰まっています。一個750円とは驚いたがその価値はあるでしょう。数年前娘にご馳走になって以来、もう一度食べたいと常々思っていたのですが、胸が詰まって…。”牛肉とにんにくの炒飯”が以外とさっぱりしていが深い、この味は素人には出来ない…という感じ。にんにく嫌いの私ももう一度食べたいなあと思いましたよ。

退院祝い

2017-04-01 17:47:47 | 日記
二人の娘が家族揃って中華街の点心料理店で退院祝いをしてくれた。快気にはまだ少々時間が必要ですが、元気づけてくれたのです。入院中は何かと気遣ってお洗濯から差し入れといろいろしてもらった。やはり一番嬉しいのは顔を見せたり、メールをくれること。物質的な利便もさることながら、精神的な慰めの一言が患者には数倍も嬉しく、独りでは無いという気持ちが大いに励みになったものです。幸い二人の娘は近くにいたので助かった。娘が二人いてつつくづく良かったと神に感謝です。そして優しい可愛い孫と寛容な物静かな婿殿たち、本当に有難う。

Y市立図書館分館

2017-04-01 10:18:00 | 日記
退院してすぐY市立図書館へ行った。娘は分刻みの生活の中で社会でのリハビリのため私を図書館へ連れて行ってくれた。分館ですからあまり大きくはないがマンションの立ち並ぶ住宅地、しかし大通りへ出ると繁華街という便利な所にあります。さすがY市、多くの国の言語の本があった。緋寒桜が鮮やかなピンクで私の気持もしばし癒されたひと時でした。