駅へ着き電車を待っていると、かあちゃんから電話。
作業所へ行く途中小僧が倒れたと交番から連絡があり、頑なに救急車に乗らないと抵抗しているので連れ帰ってきたというのだ。
なんでも交番の近くで顔面から倒れたらしく、こめかみと唇、手足から血を流してブルブル震えて目がすわってしまっているという。
交番の近くだったのが不幸中の幸い、救急隊員に応急処置をしてもらったそうな。
また歩きスマホで蹴躓いたのかと思ったが、どうやらひきつけをおこしたようだ。
一難去ってまた一難・・・。
クリニックをキャンセルして家に戻ろうかとも考えたが、ここはかあちゃんに任せて予定通り向かうことにした。
クリニックに着き採血を済ませ腎臓のエコーを受け、採尿カップを持ってトイレに入ったが、小僧のことを考えていてオシッコを採るのを忘れてしまった。
診察ではクレアチニンやCRPは問題ないのに、アミラーゼとリパーゼの値が基準値を上回っていると告げられた。
中でもリパーゼの数値が高く「また膵炎⁉️」と少し身構えたが、腹部症状がなくリパーゼが上昇しているときは腎臓からの排泄低下と考えられるとのことで、即入院なんてことはないでしょうとのこと。
やや安心したものの、次回の予約を間違って2ヶ月先にしてしまったり、処方薬を取り忘れて帰りかけてしまったりと、小僧のことが気になってドジばかり。
自宅に戻り顔と手足に絆創膏を貼った小僧がぐっすり寝ているのをみてため息をついた。
火曜日、久しぶりの女子医大病院、採血してCT。
かあちゃんが小僧の件で福祉事務所へ書類を取りに行く予定があるため、CTが終わったらとっとと帰って小僧の付き添いを交代した。
ほぼ1日小僧はぐったりと横になっていた。
日が変わって水曜日、午前2時。
甲高い悲鳴に飛び起き階段を駆け上がってみると、ひきつけをおこしてベッドから転げ落ちないように、かあちゃんの隣に布団を敷いて寝かせていた小僧が、目をカッと開いて瞬きせず、体を硬直させて呻いていた。
かあちゃんが手を握り「大丈夫、大丈夫」と声をかけながら背中をさすっていたが、汗ビッショリだったので乾いたタオルと濡れタオルを持ってきて拭いてやった。
そうして2人がかりで見守ること1時間弱、ようやく呼吸が落ちつき静かな寝息をたてたので、交代で寝ることにした。
昼ごろ、ようやく正気を取り戻したかと思った小僧がまた引きつけをおこした。
かかりつけ医に電話して指示を仰ぐと、子供の頃から飲んでいたが生産停止ということでつい先日やめた薬の後継薬があるとのことで、急遽かあちゃんが取りに行くことになった。
数年前にも、脳波が安定しているので薬をやめてもいいと言われ服薬をやめて様子をみたら、5日目に引きつけをおこしたことがあった。
今回もまったく同様、服薬をやめて5日目に引きつけをおこしたのだ。
微熱があり瞳孔が開きっぱなし、当然食欲もなく、軽い記憶障害をおこしていてこれまでのことを覚えていない。
目が離せないのでかあちゃんと代わる代わるずっと付き添った水曜日。
木曜日、小僧はようやくまともに食事ができるようになったが、口数は少なく途方に暮れたようにぼんやりしている。
ふらつきもまだあり、階段で足を踏み外し足から血を流した。
風呂に入れて洗ってやり、箸の上げ下ろしまで介助し、目を離せない。
未だ仕事を再開していないのが不幸中の幸いという、去年に引き続きお病気な状態の我が家。
金曜日、白内障の手術後ずっと日に4回点眼していた目薬が2種類終わった。
ようやくコロナワクチンの接種券が届き、5月4日から打てるというのでその日に予約した。
相変わらず小僧はおとなしく、しかし食欲は戻り笑顔もでるようになったが、まだ油断はできず、引き続きかあちゃんと交代で付き添った。
世間のゴールデンウィークは我が家にはまったく関係なく、休み中に小僧が回復してくれるのを願うばかり。
土曜日、再び女子医大病院。
先日のCTの結果を「マリコ先生」から聞く。
膵臓の中はすっかり綺麗になって問題はなく、リパーゼが高いのはやはり腎臓のからみだろうとのこと。
なので体のチューブはもう抜いてもよいだろうと、5月24日に入院して翌日にERCPを受けることになった。
この内視鏡で膵炎を起こしたりしなければ翌日に退院できるという‼️
もし痛みがでたら一週間ほど入院しなければならないが・・・。
ともあれ、12月の退院から5ヶ月、急性膵炎で最初の緊急入院をした昨年5月からは実に1年‼️‼️
ようやく、ようやく原因不明の膵炎にケリがつく💪
長かった、実に長かった🤔
あとは小僧が元気になってくれれば、また一から出直せる。
もう少し、もう少し。
最新の画像もっと見る
最近の「迷想雑記」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事