9歳の夏、いじめられっ子でしょんべんたれの昭和の良い子は彼に出会った。
千葉の上総湊の養護学校で、上級生から往復ピンタされて泣かされ、お化けの出そうな薄暗い便所に行けなくてオネショして泣き、偏食で給食が食べられずに居残りさせられて泣く嫌な毎日に、一筋の光明を与えてくれたのが彼だった。
彼は毎週30分、そしてたった3分その勇姿を見せるだけだったし、広間にあった1台のテレビに群がった上級生の後ろから覗き込むように見るしかなかったが、その後56年も心の中のベータカプセルに生き続けた。
だからいいオヤジになってもその勇姿を、そのシーンを、怪獣を再現したくなってしまったのだ。
第3話「科特隊出撃せよ」より「透明怪獣ネロンガ」。
この秀抜な造形はフランケンシュタインと戦った東宝怪獣「バラゴン」の改造の改造、のちに第9話「電光石火作戦」に登場する「ガボラ」に再び改造されるほど。
そして第33話「禁じられた言葉」で彼と同等以上の能力・戦闘力を持ちながら、「サトル少年」の心を動かせずに地球から去っていった「メフィラス星人」。
自分で作った未熟なジオラマを眺めながら、何時間でも酒が飲めるかつての昭和の良い子。
そんな昭和の良い子たちが装いも新たに「シン」な彼のお話しを作っちゃったというのだから、こりゃ観るっきゃないじゃないの。
はてさてはたして、良し‼️と相槌打つか、はたまた残念な結果になるか、「シン・ゴジラ」をゴジラ的なモノとしか思わなかった偏屈ジジイは「シン」なカラータイマーのない彼をどう感じるか⁇
まその前に、街角の巨大な「シン」の彼にカラータイマーをくっ付けてみたりして👍
シャワッ‼️ 3分間待つのだぞ🚥
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mogmas
毒蝮四大夫
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