大阪の千日前で買った明石焼の焼き台と銅の鍋が昨日の夕方届いた。
以前は10穴の鍋を4つ使っていたけれど、全部に火をつけて焼き出したらもはや他のことは何にもできないということは前回書いた通りなので、今回は可愛く8穴のを1つ。
まさにデスクトップサイズの可愛い大きさ。
だけどこの鍋は職人が木づちで手打ちで作った今や貴重なもので、明石で3代続いた銅板職人が辞めてしまって困っているというのは先日「よこ井」のお母さんも言っていたが、この鍋は大阪で2軒だけ残っているという職人が作ったものだそうで、3年前の入院中にすでに目をつけていたのだ。
銅はプレス機や金づちで加工すると伸びる分だけ薄くなって長持ちしないそうで、20、30年使い続けるには元の厚みを均等にする技術が必須だそうな。
火の当たる場所だけ熱くなるタコ焼きのような鉄鍋と違って、銅は熱伝導がいいので焼きムラが出ないしふんわり柔らかく仕上がる。
ま、焼き手の技量も肝心なんだけどサ。
以前使っていた10穴用のあげ板と比べてみると少々上下に隙間ができてしまうが、まあ板まで手が回らなかったので今回はこれでいくつもりだ。
さあて、ちゃんと使えるようになるための下準備にヤキを入れて慣らさなければならないから、朝っぱらから自宅のガスレンジでその作業をした。
うまい具合に8穴の可愛らしいサイズはレンジの五徳にチョコンとのる。
予備の1枚も乗せてレンジに火をつけ、弱火でゆっくり5分くらいヤキを入れて火を止め、自然に冷ます。
で、冷めたら今度は油を薄く塗って、また弱火で5分くらいヤキを入れる。
しかしサラダ油は焦げたり黒くなったりすることがあるため離型油を使うのがいいのだけれど、そんなものはないのでラードを少量づつ塗った。
焼いて冷まして油を塗ってを5、6回繰り返して、最初のピッカピカの黄金色は焼き色がついた。
これまでリハビリキッチンで焦げつきに悩まされながら使った9穴の鉄製タコ焼鍋もお役御免だ。
ヤキが入った銅鍋に、今度は何も入っていない生地を流して焼くことを繰り返し、ようやく明石焼の生地を流すことができるようになる。
しかし自宅のレンジではこのように火が均一にならないので、店の完成を待つよりない。
こんなことを繰り返してお昼になってしまったので、ちょうどスジコンも作ったところだしネギ焼を作ることにした。
先日テイクで買ってきた「やまもと」のねぎ焼は、タレがちょっと甘くてう〜ん?って感じだったので、オヤジが3年くらい前から自作して継ぎ足ししているタレを使ってみることにした。
以前のタレよりも合っていると思ったが、もうひとつ自作のタレにニンニクを漬け込んだものの方が良く合ってうまかった。
せっかくスジコンがあるのだからと、ついでに残りご飯にスジコンを混ぜて炒めて「まんてんめし」を作ってみた。
この「まんてんめし」は創業当時の常連さん「ナカッちゃん」のネーミングで、スジコンを煮た汁とどろソースを加えたものだが、これまた間違いないねぇ(^_-)
この「まんてんめし」は創業当時の常連さん「ナカッちゃん」のネーミングで、スジコンを煮た汁とどろソースを加えたものだが、これまた間違いないねぇ(^_-)
柚子いりの七味をかけたらもっとウマウマちゃんだよ。
お昼を食べてから現場へ行ってみると、おっ‼️
外壁がもう塗り終わっているではないか(o_o)
若い職人さんが一人でほぼ1日で仕上げてしまった、さすが。
ということは店の中も、おおっ‼️
厨房との間に壁ができ、棚ができているではないか。
厨房内もずいぶんと進んだ。
階段の間にもちょとした棚ができ、奥の壁もボードが貼られていた。
こりゃあはやいぞ😰
オヤジの作業が追いついてないぞ、ヤバイよヤバイよ( ̄◇ ̄;)
急かした分だけこっちが逆に追い立てられち待ってるよ、オヤジ昼寝してる場合じゃないぞ〜〜🤛