ただそのバカには、周りを明るくする陽気で一生懸命なバカと、肉体的・金銭的ダメージを伴う救いようのない文字通りの馬鹿と2種類ある。
後者のバカが、昨日現れた。
ソイツは自分の親ほどの歳のこの温厚でナイスミドルなオヤジをコケにして、汚い尻を向けたり暴言を吐いたりするミジンコ級の(救いようのない)バカ野郎な調子コキで、人生の辛酸に裏打ちされたありがたいオヤジのお言葉をせせら笑うような罰当たりだから、何度言い聞かせても馬耳東風で悔い改めようとはしない。
だから人生を舐めきったヤカラな調子コキは、時として痛いしっぺ返しを食らうのだ。
話の顛末はこうだ。
千住を離れようとしない自立できない調子コキが、唯一いそいそ出かける先は池袋で、そこに何があるかは知らないし聞きたくもないが、友達と思い込んでる薄っぺらな関係の連中と、どうでもいいチェーン店の店でしょうもない酒を流しこむために時々出没している。
一昨日もそのションベンみたいな集まりに出かけ、学生ノリで一気飲みをして馬鹿騒ぎしながら朝まで管を巻いたらしい。
そして毎度のことながら、どうやって別れてどうやって電車に乗ったかもわからず、常磐線の車内で泥酔して藤代駅まで連れて行かれ、そこで気が付きバックの中身を見たら、財布が無くなっていたというお粗末。
青くなった調子コキは焦りまくり、しかし帰りの電車でもまた乗り過ごし、さんざん遠回りをした挙句、助けを求めて電話をかけまくり空振りし続け、ようやく繋がった救いの神「砲丸投げ子」を北千住駅まで呼び出し、お金を払ってもらって改札を出たのだそうな。
家が近所で同級生というよしみでも、今どき珍しい世話女房的な「砲丸投げ子」嬢は、うすら酔っぱらいの調子コキに飯を食わせ、財布にお金を入れて貸してやり、1日付き合ってやった挙句モグランポに顔を出したのだった。
すっかりしょげるバカ野郎な調子コキは、ビールもすすまないほどのヘタレぶりで、完全に「砲丸投げ子」姫のヒモに成り下がっていた。
フン、オヤジの大切なiPadちゃんを焼いたり、様々な無礼の報いを思い知るがいいのだ。
不幸中の幸いは、ヤツの給料日が月末だということ。
あと2日辛抱すれば、取りあえずのゼニにありつけるのだ。
しかし「砲丸投げ子」先生には手厚いお礼が必要だし、一応話を聞いてやった人生の先輩たるオヤジにも素敵な還元があってしかるべきだと思う。
ということで今度の火曜日の夜は、悔い改めて煙のようなヒゲも剃った、反省して恩返しの心に溢れた調子コキが、きっと皆さんの喉とお腹を満足させてくれるパーチーを催すことであろう。
オヤジへの新型iPadは、かわいそうだから少し先延ばししてやってもいい。
嗚呼、ほんとにバカにつける薬は無いねぇ。
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