来月になったら、今いる施設から月に1度は家に帰れそうなので、使いやすいようにベッドを動かしたり、家具の配置を変えた。
介護用具の業者に来てもらい、手すりや建具の付け替えの打ち合わせをし、役所へ出す書類にサインして、受け入れ準備をすませた。
施設の方でもこちらの意図を汲んでくれて、徐々に歩行練習を進めていたが、昨日電話があり、ばあさんが歩いてトイレにいけたと連絡をくれた。
入院以来約5ヶ月、車椅子を使わずにようやくトイレにいけるようになった。
立って歩いてトイレにいけるのといけないのでは、自宅に帰ってきたときの家族の負担に大きく差がでるのだ。
車椅子で動き回れるような大邸宅ではないし、つきっきりというわけにもいかないから、ポータブルトイレがあったとしても、最低限歩けるようになってもらいたい。
もっともそうはいっても、リハビリパンツのお世話にならざるを得ないが、ばあさんの施設に行く度にドラッグストアでリハビリパンツを買っているので、もうその値段を覚えてしまった。
介護用品って、ホントいいお値段なんだよねぇ
今の施設に移ってから、ばあさんの顔つきに表情が戻り、冗談も言うようになって、認知症が軽くなったように見えてしまうぐらいだ。
そんなばあさんの頑張りの原動力は、先に逝った姉や妹とよく行った長野の別所温泉で、親戚一同を集めて最後の大宴会をしたいということなのだ。
このまま順調にリハビリが進めば、早ければ11月の半ばぐらいにその望みは叶うかもしれない。
その幹事をオヤジ にやってほしいとのことだが、最後の大宴会と言うのなら、金に糸目は付けないってことだな、と念を押したら、もちろんだって
ちょ、ちょっと皆さん、勘違いしちゃっちゃダメでっせ。
マダラボケのばあさん騙くらかして、ヨロシクやっちゃうってぇことではありませんぜ。
親孝行、ただただ親孝行の3文字以外ありません。
嗚呼、孝行息子、滝の水が酒に変わりまっせ
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