お好み夜話-Ver2

受難iPad

ひなびた温泉宿のベッドに寝ていたのだ。

和室の畳の上にキングサイズのベッドだデンと置かれ、その上になぜか「ホリちゃん」と「シゲちゃん」も一緒に寝ていたのだ。(彼らがそういうカンケイかどうかは知らん)

疲れきっていたから野郎共の生暖かい身体も気にならないほどガッツリ眠っていたのに、何者かがさらにベッドの上に倒れてきて目覚めてしまった。

ムッとして誰かと確認したら「桑田佳祐」だった。

彼もまた疲れきっている様子で、倒れたとたんに眠りに落ちたようだ。

男4人の重みでベッドはたわみ、人の足の上に自分の足を乗せて寝ている「桑田佳祐」以下3人のために身体は動かない。

物音がして、どこからか部屋に入ってきた子供がベッド脇に置いた荷物の中から、オヤジの大切なiPadを取り出した。

iPadを手に持って部屋を飛び出ようとする子供は、アッという間もなく前のめりに転んで、iPadは画面を下にして畳の上に落ちた。

慌てて立ち上がった子供は、転がっているiPadを踏みつけて逃げてしまった。

その瞬間、バリッという音を聞いた。

確かにiPadの画面が割れる悲鳴だ。

男たちの重みを撥ね除けてベッドを飛び出たオヤジは、無惨なiPadちゃんに駆け寄って抱き上げた。


うわわわわわわわ~!!

と、誰かが叫んでいる。

直後に激痛が左内股を襲い、飛び上がるように跳ねおきた。

マラソンの足つりとは比較にならないぐらいの激痛に苦しみ、パジャマを脱ぎ散らかしながら這うようにして風呂場に向かった。

汗びっしょりになって風呂場にたどり着くと、熱いシャワーのお湯を内股にかけさすった。

脚が温まるとようやく痛みが和らいできて、数分でスッと痛みは消えた。

息も絶え絶えだ・・・・・。

京都で痛めた左内股がまだ癒えていなかったのだろう、それにしても強烈だった。

夢も現実の痛みも・・・・・。


足つりはともかく、大事なiPadちゃんに危険が迫っているという夢のお告げだろうか ?

もうすでに、店のカウンターから鉄板の上に画面を下にして落っことしたたわけ者が2名いる。

ひとりは調子コキ「ハマちゃん」で、もうひとりはド天然かあちゃんだ。

そんなことがあったから、Apple純正の風呂のフタみたいなスマートカバーだけだったのをやめて、まるごとカバーするハードケースに換えたのだ。

しかし、それでも防げないような事態に見舞われるのかもしれない。

当分は、iPadちゃんをひとにいじらせるのはやめておこう。

現実にその衝撃の場面に遭遇したら、またまたひどい足つりに襲われるだろうから。

要注意人物は「ハマちゃん」とかあちゃんだが・・・・・。

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コメント一覧

投げ子
夢で物が壊れるのって転機じゃなかったっけ??

足大丈夫??
今度さすってあげるね(・∀・)♡


お値段交渉はマネージャーとよろしく(*´艸`*)
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