胸には24時間心電計が取り付けられ、左腕には1時間に2ml注入される降圧剤の点滴がこれまた24時間刺されたまま。
何にもしたくないなどとほざいた罰のように、文字通り何もできない状態で病室のベッドとトイレ、ナースステーションへ行くだけの運動量で、各階の検査室へ移動する時は車椅子で係りの人に押してもらう有様。
入院初日の夜、医者嫌いの本領発揮で血圧は200オーバーで血圧計をブッチギリ、下も120という高値をマーク。
即座に降圧剤の点滴やら皮下注射が施され、頭痛が脈打つたびに襲い一睡もできずに朝を迎えた。
二日目はズキズキ痛む頭を持て余しながらもウツラウツラと微睡み、胸部・腹部のエコーをとられ何度も血圧測定され、薬を処方された。
2時間ほど爆睡して目覚めたら頭痛が和らぎ血圧も上150、下85に落ち着き、降圧剤の点滴は1時間あたり1mlになった。
いい感じのナースに熱い濡れタオルで体を拭いてもらうが、下半身は別料金なのか自分でフキフキだ😏
天国に近い15階の窓からぼんやりと街並みを眺めていたら担当医から声をかけられ、これまでの病歴や両親の心臓の状態などを聞かれ、エコーやレントゲンの結果から胸に大量の水が溜まっているのは、心臓の四つの部屋のどれかの弁の不具合で血液が逆流しているようだと告げられた。
まだ水が多くてはっきりとわからないので、水が引くような治療をしてから詳しい検査をして対処するとのこと。
幸いオシッコも正常に出ていて足のむくみもなく、胸の息苦しさも膨満感も無くなったので、もう少し血圧を下げて様子を見ようという。
ということは、退院の目処も手術になるのか透析になるかもしばらくわからないということだ。
親の病歴、遺伝も関係してくるなんて、この歳になって親の因果が子に報いとは😞
三日目、久しぶりによく寝られて頭痛も治り、シャワーも浴びられてサッパリ。
ステキな病院食のおかげで57kgの体重が2kg減って55kgに。
シャワーで点滴が外されたすきに、なまった体を思い切り伸ばしストレッチ。
この病院の医者もナースもスタッフもこれまでになく親切で気が利いてる、そのせいかシャワーの後の血圧は上が142で下がなんと65と最安値をきろくした。
明日あたり点滴が取れるかもしれないとナースに微笑まれ、ささやかな喜びに浸るもうすぐ61歳の誕生日を迎えるポンコツオヤジなのであった。
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mogmas
一文字隼人
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