放射線科の処置室みたいな所でちゃちゃっとやるのかと思ったら、上下手術着に着替えて「血が飛んで汚れるといけないので」ということで病院のマスクに取り替え、入った所は手術室じゃん😳
天井から太いアームでモニターと60センチ角のなんだかわからない物体が吊り下げられ、メガヌロンの目玉みたいな巨大なライトがないことぐらいで、立派なオペ室じゃんかよ。
もうこうなったらまな板の鯉、痛みに耐える覚悟を決めベッドに上がり、胸と足に心電計、右手に血圧計のカフとお馴染みの拘束感で横たわり、看護師と放射線科のお兄ちゃんから自己紹介され、体全体を覆うビニールをかけられ血圧測定。
上128.下78、どうだ😏ビビって無いぜとばかりに深呼吸。
やがて放射線科の医者だけど外科医でもあるという担当医が鉛の防護服を着て現れ、さらにその上から手術着を着て、今日の段取りを確認、体を覆っていたビニールの左腕の部分をジョキジョキと切って剥き出しにされ、消毒用のイソジンをダバダバと塗られた。
左腕が褐色に塗られて腕の付け根にギュッとゴムをされ、「ちょっと痛いですよ」と言われて局所麻酔が手のひらの付け根あたりにブチっと💉
#@"!!_&#jp@dmtjjT!!!!!~~~~~~‼
1発目から強烈‼
顔の上にある60センチ角の物体(レントゲンの端末?)がウィーンと下りてきてベットが動き視界が遮られ、隙間から細いワイヤーみたいなものが見えた、カテーテルかっ⁉
やがてソイツが腕の中に入ってくる痛み、麻酔麻酔、もっと気を失うくらいにプリ~~ズ🙏
すると脇のモニターに我が腕らしきシルエットと、血管とそれより細いカテーテルらしき陰影が映し出された。
あー見たくない、見たくないけど目がいっちゃう、痛いし、間がもたん😑
そしたら今度は肘の上辺りに異物が侵入する痛み、医者と看護師が世間話し、女子医大で400人辞めるとか、ボーナスカットとか、オイッ、ワシそこの患者患者、やめて~ネガティブな話題🤪
やがて、画像でチェックした箇所めがけて風船が挿入、
#@"!!_&#jp@dmtjjT!!!!!~~~~~~‼
エビゾリ一歩手前、手足が汗ばみ、心電計のピープ音が早まる、深呼吸~~~、平常心、エロいことでも考えて気を紛らわせる、なんてことできるわきゃない。
そんなことが何度かあり、常に痛みが続き、オシッコのタンクが圧迫され、頭を動かして目で壁の時計を見ると、13時半ごろから始まった処置・手術だっての😤は2時間が経過。
「あとどのくらい?」
と聞いても、やることが色々あるというばかりで、残り時間が示されない。
すると今日一の強烈な痛みが襲い、もれなくエビゾリ、呻きが漏れちゃう。
血管の中で風船が膨らむ時の痛みとときたらナチの拷問みたいで、医者が3分とか2分とかって指示する時間膨らんでいるらしい。
看護師のあと50秒、30秒の声とともに、頭の中でも残り時間をカウントダウンして痛みに耐えた。
あー気ぃ失いたい、罵詈雑言叫びたい、オシッコちびりそう・・・、でも尿瓶のお世話になんかなるもんか🥴
医者と看護師の会話で、どうやらオヤジの腕の血管は森のようにあっちこっちに広がっていて、本来育ってほしい血管に血があんまりいってないそうな。
でも、病弱な人の血管ではなく、健康体のいい血管だというが、あんまり慰めにはならん、それより痛いのなんとかして・・・。
まもなく3時間経過、左手の付け根にまた強烈な麻酔が打たれ、音だけで想像するに、皮膚を穿っている感じ。
無駄に育った血管を表層に引っ張り出して縛るんだろう、泣きそうに痛いぜ。
やがてハサミの音、糸で縫われる感じがして、
「さあ、ほぼ終わりましたよ」
と告げられるが、「ほぼ?」まだなんか?
あっ、そうか、カテーテル抜かなきゃならないか⁉
イヤだなぁ、またチェストバスターがウネウネする感じを味わうのかいっ🥴
オシッコ我慢に意識集中して、スッポン・・・とはならず、ペロッと抜けた。
体を覆われていたビニールが剥がされ、血で汚れた腕が拭われ、計器が外され、ゆっくり起き上がった。
担当医の手術着はオヤジの鮮血まみれ、牛一頭捌いた肉屋さんか、ハンニバル・レクターかっちゅうくらい。
だがジンジンする痛みはあるがフラフラしたり気持ち悪くはない、先ずはオシッコ。
看護師に付き添われ手術室を出てトイレに、怒涛の黄金水がまあ出ること出ること。
しかし人間の体ってすごいわ、あれだけ血を流して痛くたって指も腕も無事動くんだから。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/d7/503a61a5b9ada008d1ee34c12b82ce6d.jpg)
手術開始から3時間半ほどで終わり、担当の腎臓内科医のチェックを受け、二週間後に抜糸と告げられ無罪放免になるはずが、最後に計った血圧が200オーバー。
居酒屋の女将みたいに気さくでがらっぱちな看護師が「これじゃ帰せなーい」と苦笑いするが、しょうがねーじゃん痛いんだからさ。
「痛み止めいる?」というのを「要らん」と突っ張り、何度か深呼吸してやっと血圧が160くらいに下がり、ようやく料金無料で病院を出たのは午後5時過ぎ。
腕はジンジン常に痛いが、腹は雷のように鳴っているのでとりあえずコイツを鎮めないと電車にも乗れない。
駅近のカレー屋でカレーをかっこみ、始発のTXでグッタリして帰宅した。
その夜、もう何にもしたくなくすぐベッドに横になったが、これが痛くて眠れない。
なんで痛み止め貰って来なかったのかと後悔しつつ、浅い眠りを痛みで起こされ、まんじりともせず朝を迎え、それでも新しい生活様式になってしまった透析クリニックへ出かけた。
クリニックの看護師から聞いた話しでは、血管が細い人は3ヶ月にいっぺんくらい風船を入れるのだという。
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ うぇ~っ、苦行じゃん内部障害者・・・。
「痛いの我慢しちゃダメですよ、傷の治りが遅くなりますから」
と言われ、痛み止めを処方してもらい、傷口をイソジンで消毒してもらったが、手首の近くを2ヶ所6針くらい縫われているのを確認した。
透析が終わってもうグッタリ、とても仕事ができる気分じゃないし、痛くてそれどころじゃない。
家に戻って痛み止めを飲んで爆睡したら、午後8時。
予想外の2連休、いや水曜日も入れて3連休となってしまった・・・。